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2018年08月の日記
2018年8月28日(火)

 「例えが微妙かな…」と思いながらも、眠かったのでちょっと推敲を怠ってアップしたら、早速、私の周りで他の追随を許さない「マニアックな昭和の記憶を持つ男」和D画伯から矢のような指摘が入った。さすがプロの編集屋、見逃さんなあ(笑)。

***

 小生が個人的に記憶する点におきまして、
【やすきよ】1980年代に「やすきよ笑って日曜日」というテレビ番組がありました。幼少のみぎりよりお笑いファンだった小生ですが、「やすきよ」の呼称はすでに一般的だったと記憶しております。
【いとこい】いとこいの司会で1970年代に放送されていた視聴者参加型番組「がっちり買いまショウ」には、「いとこい賞」が存在していたと記憶しています。
【ダイラケ】個人的に読んだことがある澤田隆治が書いた古い本では、「ダイラケ」の呼称がたびたび登場しています。
 以上、ご参考までに。

***

 なるほどー。「やすきよ」と「いとこい」と「ダイラケ」は、番組タイトルとか賞の名前とかドキュメントの中の呼称には使われてたのか。やっぱり、アマチュアスポーツ選手に対する「オグシオ」や「タカマツ」という呼称の違和感の例えに、人気商売の「漫才師の略称」は微妙だったか…というか、ようそんなもん覚えとるわ!(笑)

 あと、「番組タイトルや賞の名前やドキュメントの中の呼称」と「ニュース的扱いの上の呼称」や「一般人の日常会話の中の呼称」との違いも、昨日の日記ではうまく説明できてなかったねえ。例えば、もし小椋・潮田ペアが「オグシオの笑って日曜日」というテレビの冠番組を持っても、あるいは高橋・松友ペアがスポーツバラエティ番組なんかで「タカマツ賞」を出しても、私的にはそれはそれでアリだけど、テレビや新聞が「オグシオ」とか「タカマツ」とか読んだり書いたりすると、それはどうも…というのが、私の感じている「いかがなものかニュアンス」である。あ、今思い出したけど、同じような感覚で卓球女子ダブルスの「みうみま」という呼び方も、私はとても苦手。まあ、その辺は当然嗅ぎ取った上での指摘ということで、「曖昧なことを書いてると和Dちゃんに叱られる」のコーナーでした(笑)。

 さて、この1週間で「8月の厄介ごとランキング1位」の案件がようやく片付いたと思ったら、今日、FM香川の敏腕ディレクターK米君から、ありえへんオファーが来た。いや、オファーと言うより「もう決まったのでやってください」という、そら「指令」やないか。しかもその内容は、どう考えても私の手に余る、「今日から3週間ぐらい他の仕事が手に付かんのではないか?」と思われるぐらいのヘビーな話である。K米君をはじめ関係者のみんな、私を買いかぶったらいかんぞ(笑)。ほんま、そろそろ『インタレスト』も佳境に入ってくる時期だというのに、どうしよう、趙紫陽。
2018年8月27日(月)

 わけあってここ数日引きこもり状態で仕事をしているため、ついつい気分転換にテレビを見る機会が増えてしまって、その結果、アジア大会まで目に入ってくる毎日であるが、バドミントンの試合が映ったら相変わらずマスコミの人たちが「高橋・松友組」を「タカマツペア」と呼んでおる。セーリング女子470キロ級の「吉田・吉岡組」を「ヨシヨシペア」とは呼ばないのに、女子バドミントンのダブルスだけ、誰も彼もが「高橋・松友組」を「タカマツペア」と呼び、「福島・広田組」まで「フクヒロペア」と呼んでいる。なんだかなあ。

 マスコミがバドミントンのダブルスペアをカタカナ4文字で呼び始めたのは、たぶん、2004年から全日本選手権を5連覇した「小椋・潮田組」を「オグシオ」と呼び始めてからだと思う。その後、2010年に全日本選手権を制した「末綱・前田組」も、何かちょっとリズムに無理があるのに無理やり「スエマエペア」と呼ばれていた。

 では、女子ダブルスならみんなカタカナ4文字で呼ばれるのかというと、そうではない。2009年に全日本を制した「松尾・内藤組」は「マツナイペア」とは呼ばれなかったし、2014年の全日本チャンピオン「福万(ふくまん)・與猶(よなお)組」もマスコミは「フクヨナペア」とは呼ばなかった。いや、どこかのマスコミがちょっとぐらい呼んだかもしれないが、少なくとも全国区にはならなかった。さらに、同じバドミントンでも男子ダブルスのペアは決してカタカナ4文字では呼ばれない。

 何なんですかね。私は、これは何でもかんでも「カワイイ」で思考停止してしまう劣化した情報発信者と同根の、「バドミントンの女子ダブルスコンビはカタカナ4文字の愛称で呼ぼう♡」で思考停止しているスポーツジャーナリズムの幼稚化の一例だと思っているのですが。まあ、時代がそうなら別にいいんだけど、それならそれで覚悟して、今後、どんな名前のペアが出てきても絶対に頭2文字ずつ取ってカタカナ4文字で呼べよ(今、上原の頭の中に浮かんだペア名を、私は99%の確率で的中できる・笑)。

***

 ちなみに、その「コンビ2人の名前の上をくっつけて愛称呼ばわりする」というやり口のルーツは「オグシオ」の前に何かあったような気がして(マスコミが「オグシオ」と呼び始めた時に「オグシオって…そんな無理やりな略し方はあかんやろ」とか思った記憶があるので)必死で思い出しているのだが、「やすきよ」しか出てこんが(笑)。

 でも、「やすきよ」がルーツならかなり昔からこういうやり口があったのかというと、そうではないと思う。なぜなら、私の記憶では「横山やすし・西川きよし」が全盛だった頃、彼らは「やすきよ」という愛称で呼ばれていなかったからだ。「横山やすし・西川きよし」は、私が大学時代にスポニチの特報部(公営ギャンブル部)でバイトしてた時に全盛期の横山やすしが時々仕事場にやってきてた(スポニチにボートの予想とコラムを書いていた)というぐらい私にとってはリアルタイムだったのだが、その頃、彼らを「やすきよ」なんて呼んでる人は私の周りには一人もいなかった。せいぜい「やすしきよし」、縮めても「やっしきよし」、個別には「やっさんとキー坊」だったと記憶している。

 同様に、あの上方漫才の巨匠だった「エンタツ・アチャコ」も「エンアチャ」などとは誰も呼ばなかったし、「獅子てんや・瀬戸わんや」も「てんわん」でなくて「てんやわんや」であったし、「はんじ・けんじ」も「こづえ・みどり」も「お浜・小浜」もみんな同様。1人の俳優や芸人なら「嵐寛寿郎」が「アラカン」だったり「榎本健一」が「エノケン」だったりしたが、「コンビ2人の名前をくっつけて愛称にする」というのは、当時の事例が全く思い出せんのである。

 ということは、たぶん、「横山やすし・西川きよし」を「やすきよ」と呼び始めたのは近年のことなのである。具体的には、横山やすし師匠が他界して「横山やすし・西川きよし」が「伝説の昭和漫才」として扱われ始めた後、どこかのマスコミが「カワイイ」のメンタリティの延長線上で「やすきよ」と呼び始めたのではないかと私は思っているのである。「中田ダイマルラケット」を「ダイラケ」と呼ぶのも、「夢路いとし・喜味こいし」を「いとこい」と呼ぶのも全く同じ、近年のことだと思う。

 それでまあ、時代の「カワイイ化」と「幼稚化」についていけない私は、「横山やすし・西川きよし」は頑なに「やすしきよし」、バドミントンの「高橋・松友組」は頑なに「「高橋・松友組」と呼んでいるのである(ま、呼ぶこと自体ほとんどないですけど)。あと、「ウッチャンナンチャン」を「ウンナン」と略すのはどうにも納得いかんので、頑なに「ウッチャンナンチャン」と呼んでいる…という、大人としてなるべく劣化したくないという昭和のおっさんの、「誰に強要するつもりもないけど俺はなびかんぞ」というめんどくさい雑感であった。
2018年8月25日(土)

 昨日の夜は久しぶりにNHKでチコちゃんに叱られようと思っていたのに、高松は「一部の地域を除いて放送」の一部の地域に入っちゃって「阿波踊り」の中継録画番組になってしまったため、私はガックシと肩をコシまで落としたのである。ま、私もいい年をした大人だからコシをカカトまで落とすほどのチコちゃんファンではないということで。しかし、土曜日の今朝は8時15分からと10時5分から2本も『チコちゃん』があるという、この忙しいのに仕事も手に付かない午前中なのであった。

 さてそういうわけで、阿波踊りが今年は全国ネットのワイドショーレベルのニュースになってたようで、私も10日ぐらい前だったか、何かのワイドショーで坂上忍やホラン千秋らが徳島市長を魔女裁判みたいに感情で吊し上げようとしてたのをチラッと見た。まあ、事の善し悪しはさておき、今の「ワイドショー」に扱われてしまっては災難というか不幸というか、徳島市長様へは「お気の毒さま」と申し上げるしかない。

***

 というわけで、とりあえずニュースやワイドショー情報だけからすると、事の発端はそれまで阿波踊りを運営していた徳島市観光協会が4億円超の累積赤字を抱えて破産したことにあるらしい。で、その後、新しく阿波踊り実行委員会ができて、徳島市長が委員長になって「赤字を解消するために、総踊りをやめて人気連をあちこちの会場に分散させる」という方策を講じて、今まで通りの総踊りをやりたい人たちの猛反発を食らったと。

 私は徳島県民じゃないので事情はよくわからない。わからない時は数字に聞くのが一番状況を把握しやすいのでネットの中を探したら、「阿波踊り事業特別会計の累積赤字の解消策等に関する調査団(弁護士、公認会計士、徳島大教授合わせて4人)」による調査報告書が出てきました。その中の「阿波踊り事業特別会計の借入金残高」を再掲すると、以下の通り(ちなみに報告書によると、観光協会の累積赤字はほぼこの「阿波踊り事業特別会計の借入金残高」と同じのようです)。

(年度)  (借入金残高、単位:万円)
昭和57年度     0
昭和58年度  1424
昭和59年度  2520
昭和60年度  2280
昭和61年度  1730
昭和62年度  3600
昭和63年度  4650
平成 1年度  3650
平成 2年度  2320
平成 3年度  3900
平成 4年度 13770
平成 5年度 10700
平成 6年度  9300
平成 7年度  6300
平成 8年度 12100
平成 9年度 22700
平成10年度 25600
平成11年度 28300
平成12年度 30700
平成13年度 32500
平成14年度 36100
平成15年度 41200
平成16年度 43000
平成17年度 42600
平成18年度 42200
平成19年度 40300
平成20年度 38400
平成21年度 37900
平成22年度 38820
平成23年度 38820
平成24年度 40500
平成25年度 41450
平成26年度 42750
平成27年度 42750
平成28年度 43600

***

 チンペイがいたらこのあたりでもう寝てると思うが、細かい数字はどうでもよい。注目すべきは1点だけ。「4億円の赤字って、もう15年も続いてるやん」ということである。ここから、いろんな疑問が出てくる。例えば、

・4億円の累積赤字(借入金残高)がこのたびの破産宣告の理由なら、とっくの昔の15年前に破産宣告を受けてもよさそうなものが、なぜ今年なのか?
・ここ15年くらい借入金残高がほとんど増えていないのは、自転車操業ながらも、曲がりなりにもキャッシュは回っていると思われる。キャッシュが回っていれば会社は倒産しないのだが、なぜ今年になって破産宣告なのか?

等々。まあ、過去に遡れば「昭和57年度まで無借金でやってたのに、なにがどうなっちゃったの?」とか「借入金残高がドカドカ増え始めた平成8〜14年あたりまで、一体何があったの?」とかいった「済んだことの責任問題」をほじくる人もいるだろうが、とりあえずこの数字を見る限り、観光協会の破産の最大の理由が「4億円の累積赤字」にあるとはとても思えない。今年になって協会を破産に追い込むことに決めた、別の誰かの何かの理由があると思わざるを得ない・・・数字って、そういうことがわかるのである。

***

 あと、興味のある人は上記サイトにその他のいろんなデータが載ってるからご覧ください。決算のプライマリーバランスは自分で計算しないといけないけど(調査団もプライマリーバランスの重要性まで気が付かなかったか?)、とりあえず載っている数字だけからでも、「赤字を解消するための方策」の方向性は見えてきます。そのフレームワークの入り口は、

(1)収入を増やす
(2)支出を減らす

 というごく当たり前の2つだけど、今回の騒動の中で「支出を減らす」という話は、支出項目と金額の一覧すらあまり聞こえてきませんでしたねえ。大ざっぱに数字を見ただけの私の第一感は、「その気になれば5000万円ぐらい経費削減できるんちゃうか?」です。すると、たぶん楽勝で単年度事業黒字が出ると思うんですけど。

 一方、「収入を増やす」方は、入場料収入を増やすのなら、
(1)有料の席数を増やす
(2)有料公演(総踊り)の回数を増やす
(3)料金を値上げする
その他の収入を増やすなら、
(4)スポンサーを増やす
(5)関連商品売り上げを増やす
(6)放映権等の権利料収入を増やす
(7)寄付を募る
(8)その他
というのがほぼMECEな戦略の選択肢である。まあ、ビジネス的には(1)〜(6)が正攻法だろうけど、「阿波踊りは徳島の宝だ」と言うなら、(7)で毎年県民から「阿波踊り税」を徴収したら、今、徳島の人口が78万人ぐらいだから毎年1人100円徴収したら7800万円集まって、これもたぶん楽勝で単年度事業黒字が出ると思うんですけど。

 などという、利益を増やすための数ある選択肢の中から、徳島市長はまさかの「人気連を複数会場に分散させる」というビジネスマンなら絶対に選ばない方法(笑)を採用してしまったわけですが、まあ、ビジネスはやってみないとわからない部分が半分以上あるから、とにかくやってみて、うまくいかなければうまくいかなかった原因を特定して、そこに手を打って今回より効果があると思われる戦略をまたやってみればいい。いずれにしろ、「数字」を出発点にすると、現状分析や対策のための戦略立案がロジカルに合理的に導き出される。「情緒」を出発点にすると、好き嫌いの話になって「声の大きいやつが勝つ」という理不尽なことが起こりやすい。という、今までいろんな場面で何度も指摘してきた話でした。

 今日は朝から3時間ぐらい、ネットがつながらなくなってメールも取れなくなって悪戦苦闘したけど、原因もわからないまま回復したので(笑)、喜びのあまり深夜まで日記を書いてしまいました。ほな。
2018年8月24日(金)

 我が家の水槽は横90cm、高さ45cm、奥行き45cmの、いわゆる「90cm水槽」である。水槽内は、まず底に2〜3cmの厚さに薄茶色の細かい石のような砂のようなものを敷いてある。その石砂の上は、まず水槽の一番手前側に木と石が5〜6個と、木が付いた背の低い水草が3種類の10個ぐらい。その後ろの真ん中にやや背の高い水草の大株1つと、幅1cmで長さ10〜30cm以上に伸びるカンピョウみたいな水草が数カ所から伸びている(石砂の下に根を張って、竹藪みたいに数カ所から伸びている)。

 ここまでが、水槽の前の方半分くらいで、後ろ半分(正面から見たら奥)は今、「ウイローモスの森」になっている。ウイローモスはフワッとしてモワッとした水草なんだけど、こいつがこの1年ぐらいでどんどん増殖して、水槽の奥に森を作ってしまったのである。すると、その森の中でちっちゃい魚の子が育ち始めたのである。何て言うたらええんや。小魚か? 違うわ。小魚は焼いて三杯酢で食べるやつや。子魚? …あ、稚魚、稚魚!(笑)

***

 今日現在の水槽の住人は、でなくて「住魚」は、以下の通り。

(最古参組)
・5年以上前に2匹投入した、前半分が青グレーっぽくて後ろ半分がオレンジの、最初入れた時は全長3cmぐらいだったのに今や10cmを超えて水槽の「主(ぬし)」になってしまったやつがそのまま2匹。こいつは稚魚とか1cmぐらいの魚は虫の居所が悪かったら食ってしまうため、こいつが大きくなって以降、ちっちゃい魚はうかつに増量できなくなって今日に至る。
・5年以上前に3匹投入した、タテに筋が2本入ったマンボウのミニ版みたいなやつの生き残りが1匹。
・5年以上前に30匹投入したカージナルテトラの奇跡的生き残りが3匹。
・魚じゃないけど、6年前に15匹だったか30匹だったか投入したヤマトヌマエビの生き残りがたぶん5〜6匹。ただし、投入時に命名した「エビ夫人」と「上沼エビ子」、「エビちゃん」、「エビー・マーフィー」らしきやつは見当たらない。

(新参者)
・数カ月前に3匹投入した全長2cmぐらいの、前半分が黄色と黒のマダラ、後ろ半分が黒のかっこええやつが5cmぐらいに成長してそのまま3匹。
・数カ月前に15匹投入した全長2cmぐらいのミニゴンズイみたいなやつが、投入時から成長して3cmぐらいになって、メチャメチャ動き回るので正確に数えられんがたぶん13か14匹。
・数カ月前に5匹投入した全長2cmぐらいの黒いやつが、全長5cmオーバーに急成長してそのまま5匹。
・数カ月前に5匹投入した全長2cmぐらいのオレンジ色のやつが、全長4〜5cmに成長して3匹。
・数カ月前に10匹投入した全長2cmぐらいの、全身オレンジでしっぽの付け根だけ黒いやつが、3cmぐらいになって7匹。

 で、今までと違うのはここから。「新参者」の黒いやつとオレンジのやつが小魚…じゃなくて稚魚を産むんだけど、今まではほとんど食べられるか何かで成長しなかったのに、「ウイローモスの森」のおかげで隠れる場所ができて、メチャメチャ増え始めたのである。もう稚魚から1cm以上に成長したのが5〜6匹、1cm未満から数ミリの稚魚が、たぶん10数匹。こいつらが、ウイローモスの森に中に見え隠れしたり、エサをやると(私は魚だろうが犬猫だろうが牛馬だろうが、「エサをあげる」とは絶対に言わない・笑)森から出てきて大きいやつに出くわして飛んで逃げたりする。

 そういう光景が繰り広げられているため、仕事の合間に気分転換に水槽を眺める時間が長くなっちゃって仕事が進まん進まん(笑)。いやー、我が家の水槽は今、「地域活性中」ですわ。活性化の原因は何かって? そんなもん、「情熱」に決まってるじゃないですか(笑)。
2018年8月11日(土)

 ずっと沈黙していたのだが、今日の『うどラヂ』の収録時に谷本ねえさんがK米くんとごんとH谷川君に暴露したら、みんなが「そんなおもろい事件、書かないかんわ!」というので、仕方なく結論だけ書いておく。

 6日の日記で「みんなの病院」のネーミングにダメ出しをしたその2日後の8日の夜、しかるべきところが主催する「田尾さんを囲んで情報交換なんかをする会」みたいなのがあって、初対面の方々17人を含む20人ぐらいが集まったのだが(谷本ねえさんも出席)、そこで名刺交換をしたら、数人目に頂いた名刺の肩書きに「みんなの病院」の字が! しかも、その方から「日記、いつも楽しく読んでます(笑)」という衝撃の一言が!

 日記書いた2日後に、ようそんな奇跡的なことが起こるわ(笑)。まあ、事の顛末は(笑)で終わったのであるが、爆笑の一本ネタに仕上げるためには、描写中でいろんなことを暴露しないといけないので、誠実な情報発信者たる私は「沈黙」という手段を選んだのに見出しだけ書いてしまったという、今日はやつらにそそのかされてやっちまった不本意な日記であった。「ラジオで一本ネタできますよ!」と言われたが、私は貝になる(笑)。
2018年8月6日(月)

 今年の「私的ローカル脱力ニュース大賞」の最有力候補です(笑)。

 新聞にぃよりますとぉ(『ウィークエンダー』風に。誰も覚えてないか)、高松市が仏生山町に建設していた「市立みんなの病院」が完成して開院式があったそうで…。

 宮脇町にあった「高松市民病院」が老朽化で建て替えるとかで移転先で工事をしているというのは聞いていたのだが、まさかそんな名前に変更になってたとは知らなかった。

 しかし、よりによって「みんなの病院」って(笑)。

 いや、別に「良い悪い」の話ではなくて「私個人の好き嫌い」の話だから、別にいいんですよ。ただ、私がこういう類のネーミングに「社会の幼稚化」を感じてあまり好きじゃないというだけの話でして。だって、もし私が入院して誰かに入院先を聞かれたら、

ごん「入院したって聞いたんですけど、大丈夫ですか! 病院、どこですか!」
田尾「み…みんなの病院」

って、ええ年したおっさんの私には恥ずかしくて言えんわ(笑)。これまで、私の中で「入院したくないネーミングの総合病院ランキング第1位」は、かつて「国立善通寺病院」だったのが5年ぐらい前に突然名称変更した「四国こどもとおとなの医療センター」だったのだが、完全に抜かれました(笑)。あ、いや、いいんですよ、これは私の好き嫌いだけの話ですから。もちろん、こういうのが好きな方もたくさんいらっしゃるのだろうし、だからこそこういうネーミングになったのだろうから、きっと私だけがおかしいんです(思ってないくせに・笑)。

 ちなみに、全国の総合病院の名前を調べてみたら、数百ある総合病院の大半は普通に地名や団体名のついた「○○病院」をはじめ、「○○中央病院」とか「○○市民病院」「○○総合病院」「○○付属病院」「○○労災病院」「○○赤十字病院」といったオーソドックスでいかにも「病院であるぞ」みたいな病院名で、「みんなの病院」みたいな何かに媚びるような、ちょっとイデオロギーのニオイもするような幼稚系のネーミングは、驚くなかれ、他県では全く見つかりませんでした。けどたぶん、他県でもこれからこういう類のネーミングが出てくるんだろうなあ。

***

 というわけで、勝手に一人で世の中の幼稚化に抵抗している私は、がもうにうどんを食べに行っても、常に大将に高いレベルの要求をして困らせているのであった。すなわち、注文する時に「熱い、冷たい、そのまま」とかいう定番の注文ではなく、「目の覚めるような一杯」とかいう無理難題をリクエストするという、実に迷惑千万な客なのである私は。しかし、それにいちいち、大将が応えてくるのだ。

大将「どなんしょうか?」
田尾「一日働く意欲が湧いてくるような一杯を」
大将「働く意欲な。めんどいなー」

とか言いながら、セイロの玉をテボに入れて釜につけて、ええタイミングで上げて出してくる。それを食べると、こっちも言った手前、食べる前から幾分その気になっていることもあってか、ほんまに働く意欲が湧いてくるような気持ちになったりするのである(笑)。

大将「今日は何な?」
田尾「疲れた体をぬるっと撫でるようなヤツを」
大将「撫でるんな! そら微妙に温めないかんな」

田尾「今日はほどよくぬるく」
大将「ほどよくいうんが一番めんどい」

などという、まあ真剣に麺の状態を極めてもらおうなんて気は特にあるわけでもない、ただの朝の挨拶みたいなものではあるが、とにかく何でも「やばーい!」や「かわいいー!」や「すげー!」や「マジか!」やそんな表現で済ますような大人には絶対なりたくないので、お遊びでも常に何かちょっと言葉をひねり出そうとしている私であった。ちなみに、実は私の中ではその延長線上に「みんなの○○」もあるのだが、「みんなの」の胡散臭さを語ると1万字ぐらい行きそうなので股の機械…失礼、またの機会に(笑)。

 というわけで、次のがもうは一段ギアを上げて「レンヌの丘に止めどなく降り続く雨のような麺」を要求してみようと思っているがどうか(笑)。あ、大将に迷惑がかかるからみんなは普通に注文してね(笑)。
2018年8月3日(金)

 今日もまた、ちょっと油断して遅めに大学に行ったら(授業が終わって前期試験の週なので、試験でなくてレポートを出させている私はひたすらレポートを読んで採点する日々である)、例によって「教員免許更新講習に来られた方は車を2階の奥から停めてください」と書いてあるのに1階はびっしりと車で埋め尽くされていたので、仕方なく1階をぐるっと回って2階に上がって、その一番奥に空いているスペースに車を停めたのである。

 すると、2階駐車場の10数台向こうから「シューーーッ!」というガスが噴出しているような音がする。見ると、軽自動車の外で上半身裸になった男子学生らしき若者が、デオドラント制汗剤の「8×4(エイトフォー)」らしきスプレー缶を自分の体に向けて、「シューーーッ! シューーーッ! シューーーーーッ! シューーーーーッ! シューーーッ! シューーーッ! シューーーッ! シューーーーーーーッ! シューーーーーーーッ! シューーーッ!」と、「8×4」どころか「160×80」ぐらい吹き付けているではないか! そうか、その手があったか!(笑) その後、「8×4」の「160×80タコ吹き」で上半身を芯まで冷やし切った彼は、Tシャツを被って灼熱のキャンパスへと向かって行ったのでありました。

 それを見届けた私が研究室に向かおうとすると、今度は屋上から「バンッ!」という車のドアを閉める音が聞こえた。それも1回でなく、「バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! ……………バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! ………」と10回以上。四国学院大学の駐車場は1、2階と屋上を合わせて500台くらい停められるのだが、屋上は天井がないので車の中は直射日光であっという間に大変なことになる。で、おそらく誰かがサウナ状態になった車内の熱気を出すためにドアをバタンバタンと開け閉めしているのだろう。「バンッ! バンッ!」にインターバルがあったのは、「もうええんちゃうか?」と思って乗ってみたら「あかんあかん!」となって、また外に出てバンバンやり始めたということに違いない。

 という2つの事象に出くわした私は、考えました。これ、冷却ガス一発で車の車内の熱気を一瞬で冷やす装置を作ったら、猛暑日の屋外でめちゃめちゃ需要があるんちゃうか? 海水浴場とか公園とかレジャー施設とか、甲子園とか阪神競馬場とか山越とか、炎天下にいっぱい車が停まっているところにゴーストバスターズみたいな機械を背負って行って、車のドアを開けて「ドン!」って一発かましたら車内が一瞬でクーラーの効いた部屋みたいになるという(笑)。

 ちなみに、1回200円で、1日に1人で300台受注したら売上6万円。全国展開して1日10万台受注したら2000万円、100万台で2億円。7月、8月、9月の3カ月、90日で100億円ぐらいのビジネスになるか? なるんなら開発費に10億円ぐらいかけてもリターンがとれるんちゃうか? ……とか、アホなことを考えてしまう猛暑であった。ただし、もし本気で考える人がいたら「開発しているうちに地球が寒冷化に向かう」というリスクもお忘れなく(笑)。
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