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2011年09月の日記
2011年9月29日(木)

 50shoulderがちっとも良くなる気配を見せない。こないだ同じく五十肩経験者のS本先生から「大丈夫ですよ。2、3年したら自然に治りますから」と言われたが、そんなにかかるのか! 

 というわけで、まだ後期の授業は始まってないのだが今日は3時10分から模擬授業が一つあるので、朝から研究室で昼飯も食わずに仕事をしていて、2時50分頃、授業の教室に行く準備をしていたらインタレスト副編集長のO内(パーセンテージ計算が苦手)がやってきたのである。

田尾「五十肩が治らんが」
O内「大変ですね」
田尾「今から模擬授業やのに、スーツの上着を着るんにえらい苦労せないかん」

 と言いながら上着に右腕を通して…

田尾「あ、いかんいかん、痛い方の腕から通せ言われたんや…けどこれが、50年も右腕から通してきたからどうにもうまいこといかん…」

 と言いながら左腕を通して、そこから上着を背中にかぶせて右腕をものすごく苦労しながら、服がちぎれそうになりながら無理やり通そうとしていたら、O内(4年になってもめいっぱい履修する勉強好き)が、

O内「田尾先生、服の着方、ヘタですね」
田尾「何でや」
O内「それ、最初は腕をちょっとしか通さないんですよ」
田尾「どういうこと?」
O内「最初に左手をちょっとだけ入れるでしょ? それから服を後ろに回して右手をちょっとだけ入れて、それからいっぺんに服をあげて腕を通すんですよ」
田尾「えー、そんなことするんか!」
O内「服買いに行ったら、試着する時に店の人がそうやってくれるでしょ」
田尾「そう言われれば、確かに…」
O内「ちょっとやってみてくださいよ」

 O内(田町のタバコ屋のおばちゃんとお友達)に言われるままやってみたら…

田尾「おー! スッと行けるが!」
O内「ね、普通そうやりますよ」
田尾「あー、今日は学校に来てよかったわー(笑)」

 みたいな1日でした。来週から後期の授業開始なのに、いろんなものの準備が不十分で軽く焦っています。週末まで連日怒濤の追い込みをかけるので、関係者は余計な仕事を持ってこないように(笑)。
2011年9月25日(日)

 あまりに身体がなまっているので、金、土と2日続けて朝、峰山に登ってきた。空は晴れ渡り、気温はほどよく下がり、空気もほどよく澄んで、ちょっときついウォーキングではあるが実にさわやかです。しかも今、オオバコとタンポポがモリモリと葉を茂らせてるし。

 就職して近所に住んでいる長男がウサギを飼っているのだが、今年の春頃、一度一緒に峰山に登ったらハコベが群生していて、

田尾「これ、ウサギの好物やぞ」
長男「ほんま?」
田尾「お前、ウサギはハコベやんか。何のエサやりよんか知らんけど、たまには草やったらええんちゃうか?」
長男「そやなー」
田尾「俺らでも毎日カロリーメイトだけ食べよってみー。たまにキャベツとか出てきたらたまらんぞ」
長男「うーん、何かちょっとピンと来んけど、言わんとしとることはわからんでもないわ」
田尾「あとは、タンポポとオオバコやな。ま、小学校の時の記憶やけど」

 とか言いながらその時はハコベを採って帰ったのだが、帰って長男がウサギにやったところ、もうむさぼるように食ってたらしい。で、一昨日の金曜日に峰山に登った時にオオバコとタンポポの葉が茂っていたのを見つけたので、長男に電話してやったのである。

田尾「オオバコとタンポポが群生しとるぞ」
長男「おー!」
田尾「明日の朝、行くぞ」
長男「了解」

 というわけで昨日の朝8時半頃、長男と私はビニール袋を持って出発した。第一のポイントは峰山の中腹、お墓のそばから不動さんのあるところに続くちょっと急な脇道の入り口あたりにオオバコが群生している。このあたりのオオバコは何か虫が食ったのか、ほとんどの葉っぱにちっちゃい穴がたくさん空いている。虫が食うということは旨いということなのだろうが、まあきれいな方がいいだろうということで、虫の食ってない若い葉っぱを中心に数十枚ちぎって、そこからさらに上がって山上近くの桜並木あたりの最大の群生スポットに到着。そこで、あっという間にマルナカのレジ袋が一杯になった。

田尾「ま、今日はこれぐらいにしといてやるか」
長男「そやな」
田尾「あとは、群生地でなくて道ばたにたまに生えとるやつやな。ポツンとあるやつの方が、群生しとるやつよりええのがあるからな」

 そこから20分くらい山上を歩いて展望台に行く途中、数カ所でなかなか立派なタンポポやオオバコの葉っぱを見つけては採集していたら、だんだん葉っぱのプロになってきたわ。

田尾「お、そこにええタンポポがあるぞ」
長男「うわー! メチャメチャうまそー! というか、いかんいかん、ウサギの気持ちになっとる」

 などといいながら、土曜日は午前11時過ぎに峰山から帰ってきました。で、午後はずっと授業準備等の仕事をしてて、夜は上村さんらとカラオケに行くはめになって、しかしいつものように大半の時間、世相を斬ったり(笑)人生を語り合ったり(笑)、ええ年したおっさんとおばさん4人(家内とオカタニですが。あ、オカタニは“ねえさん”ということで)が朝の4時までヤンチャしてました(笑)。

 で今朝。家に帰ってほとんど仮眠のような睡眠を取って、朝10時から2時間ほどインタビュー取材に出かけて、昼は食堂イタミでオムライス食って、帰って「そこまで言って委員会」を見て、軽い睡魔と戦いながら仕事して、今、日付が変わりました。いろんなものの締切を抱えて、9月もあと1週間です。
2011年9月20日(火)

 今度の台風は、いつ頃どの辺に来るのかねえ。

 この前の台風は、最初の進路予報では「四国沖を通って東北の太平洋側をかすめて北東に去っていく」と出ていたのに、何と、四国と中国、近畿地方を貫いていって大きな被害を出したという前代未聞の大ハズレだったので、さすがに今回は予報の精度も増すだろうと思っていたのである。そしたら、まず18日の日曜日の朝の新聞に載ってた台風の進路予想図で、
「20日の夜、四国沖を通過」
という予報が出た。20日の夜は出かける用事が入っていて、21日も取材の予定が入っている。「20日の夜は危ないなあ、けど21日は台風一過で動けるか」と思っていたら、翌19日(月)の新聞の台風進路予想図で、
「20日の夜は四国の南西部に接近中」
みたいな予報になっていた。で、20日、今朝の新聞を見ると、
「20日の夜は、まだ沖縄をちょっと抜けた鹿児島県の南西あたり」
って出てる。「21日は台風一過」だと思っていたのに、わずか2日で「21日は四国に再接近」みたいに変わっているではないか。こないだはコースが大ハズレで、今回はスピードが大ハズレだ。

 天気予報は自然が相手だから難しいのだろうが、気象予報の会社も予報士もプロでしょう。立派な予報システムも持ってるはずだしデータも山ほどあるだろうし、衛星まで使える時代なんだから、もうちょっと何とかならないんですかねえ。それ以前に、メディアに予報を売ってビジネスをしているとしたら、予報会社も予報士もニーズや報酬に見合う付加価値を出してないんじゃないかと思いますけど。ま、ニーズは最終的に我々個人の問題かもしれん。天気予報にバラエティー的な要素しか求めてない人が多いから、メディアもそんな扱いになるのでしょうね。最近少しずつ変わり始めたけど、相変わらず「雲の動き」より「天気図」がメインの報道だし。

 以前、グアムに行って丸々2日間台風でホテルから出られなかった時、部屋のテレビでずーっと天気予報を見ていたのだが、天気図なんか全然出てこずに、衛星写真による数時間前からの雲の動きを延々と繰り返し流していた。キャスターが出てきて解説している時も、各地からの中継が入っている時も、後ろにずっと雲の動きの画面が出ていた。あれを見ていると、私ら素人にも「うわー、こう来てるんや! とすると、今晩から明日にかけてはこうなるんちゃうか?」とか、素人なりに考えて「天気予想の自己責任(笑)」みたいなメンタリティが芽生えてくる。ウィーンで泊まった時も、ラスベガスで泊まった時も、天気予報の番組は衛星写真の「雲の動き」が中心だった。数年前、マスターズだったか全米オープンだったかの生中継を見ていた時、雷警報が出てプレーが中断したことがあったのだが、その時も現地からの画面では衛星写真の「コース周辺の上空の雲(雷雲)の動き」を繰り返し映していた。あれ、絶対天気図よりわかりやすいですよね。

 私らは小学校か中学校以来、天気といえば「天気図」しか教わってこなかったような気がする。今はどうなのか知らないが、私らは天気記号を覚えて、風力や風向を示すマークを覚えて、ナントカ前線の書き方を覚えて、等圧線を覚えて、「西高東低は冬型だ」というのを覚えて…。ずーっとそれだったから、天気図を見るとわかったような気になって安心するんですね。ある種の洗脳ですね(笑)。けど、実用に迫られると「雲の動き」と「雨雲の動き」の勝ちですね。あと、ツバメの飛ぶ高さと身体の節々の痛みと(笑)。ちなみに私は実用に迫られるとたいていネットの中にある「雲の動き」を見ていますが、ま、いかに難しいといえど、地震予知よりは確率が高められそうな気がするので、天気予報のプロの方々とそれを流すメディアの方々には、「もうちょっと何とかして下さい」ということで。
2011年9月17日(土)

 熱海と箱根の温泉取材(笑)から帰ってきたら、増税の話がメディアに踊っていた。民主党は何か、労働組合の幹部が経営者になったみたいだなあ(笑)。

 労働組合というのは基本的に「労働者の利益と権利を守る」という目的があるから、日々「経営陣」と対峙しているわけですね。で、お金のことだけで言えば、「経営陣が持っているお金」を何とか取ろうと日々活動している…みたいな感じですね、大ざっぱに言えば。一方、経営陣は「会社の利益を増やす」というのが目的であり使命ですから、日々「どうやったら会社の利益を増やすことができるのか」を考えて活動しているわけです。それを実現しないと自分がクビになるし、ヘタすると会社がつぶれるから。

 すると、これまた大ざっぱに言えば、労働組合の幹部というのは「誰か(経営陣)が持っているお金を取る」ことを考える人たちで、経営者というのは「競合と競争して市場からお金を集める」ことを考える人たちだ、ということが言えます。市場からお金を集めるためには、競合に勝つビジネス戦略を必死で考える、というのが有効な手段になる。誰かからお金をもらうためには、理屈(屁理屈も含めて)をつけて「もっとお金を出せ」と言い続けるのが有効な手段になる。もちろんみんながそうだとは言わないけど、それぞれの目的からすると、それぞれだんだんそういうメンタリティになっていく宿命にあるわけです。

 そこで、もし、そういうメンタリティに凝り固まった労働組合の幹部がいきなり経営陣になったら何が起こるか? これは、私が会社の経営をやっていた時から経営論的な常識というか、真理に近いものとしてずっと言われていることですが、まず第一に、「会社全体の戦略が立てられない」という問題に直面するわけです。理由は、経営陣に対峙することしかやってきていないため、
(1)会社全体の戦略を立てたことがない。
(2)市場がわからない。
からです。要するに、基本的にお金の儲け方がわからないわけです。中には「金儲けは悪だ」と主張するイデオロギー労働組合もありますから、「誰がどうやって利益を生み出しているのか、誰がどうやれば利益が生み出せるのか」なんか、考えることすら悪だとされているのかもしれない。

 ちなみに、「そんなもの、現場の労働者が一生懸命働いて会社の利益を生み出しているんじゃないか」と言う人がいるが、それはお金儲けのシステムにおける順番を間違っている。いいか悪いかは別にして、現実的に、まず「こういう事業を立ち上げてこういうふうに働けば利益が生まれるに違いない」という会社全体のビジネスシステムをリスクをとって生み出す者がいて、次にそのシステムに乗っかって働く者がいるのである。もちろん、会社が動き出すと両者は「両輪」だけど、比率は「五分五分」ではない。特に、会社が業績不振に陥っている時や新しい事業が求められている時には、「ビジネスを生み出す者、戦略を立てて実行する者」が圧倒的に重要になる。

 そこへ、戦略を立てて実行するという訓練を受けていない、あるいは経営陣を攻撃するために戦略の代案を立てたことはあるが実行経験がないため現実性のない机上の空論ばかり積み上げている…みたいな組合幹部が経営陣になると、お金が足りなくなった時に、戦略が立てられないものだから「リスクをとって戦略を立てて利益を生む事業に取り組もう」ではなく、「誰かからお金を取り上げよう」と考えてしまうのである。具体的には、「お上から金を取ろう」とか「社員からお金を取ろう(給料を下げよう)」とか、「どっかから金を借りて、踏み倒そう」とか(笑)、しまいには「あるだけ使って立ちゆかなくなったら誰かの責任にして、つぶれても自分たちだけは逃げ切ろう」とか(笑)。リスクをとって利益を生む戦略を立てて実行することを放棄したら、そこしか行き場がないですから。

 みたいなのが、どうも民主党の今回の増税案とダブるんよなあ。景気がよくて会社が儲かっている時はそれでいいのかもしれないけど(ま、よくはないけど)、会社が落ち込んでいる時は「労働組合のメンタリティ」ではどうにもならない。「経営者のメンタリティ」でないと、間違いなく倒産する。お金はどこかから降ってくるものでもなければ、誰かから取り上げるものでもなくて、自らリスクをとって生み出すものだと思うのですが。いずれにしろ、経営者の目線で必死で考えて「リターンのとれる戦略」を打ち出して欲しいと、半分以上あきらめで願っています。浮上の可能性の見えない我慢(増税)より、私は可能性の見える我慢をしたいと思うので。

 ちなみにもう一つ、「凝り固まった労働組合の幹部」が突然「経営陣」になったら「意見の合わない者を排除する」というセオリーもある。理由は、経営陣というのは「意見の違う者(組合等)も一緒にモチベーションを上げて、組織として全員で同じ目的に向かう」という苦しくて面倒で厄介で、けど絶対やらないといけない経験を日常的に積んでいるけど、労働組合の幹部は「経営陣を攻撃する」という意志を持った者だけでひたすら経営陣だけに向かっているため、苦しくて面倒で厄介な人間関係の構築、維持みたいな経験を積んでないからだと。

 あと、どうでもいい取材情報を。現地で初めて神奈川新聞を読んだんだけど、三面記事(雑誌で言う「表3」、最終面の裏ね)の記事の見出しを列挙すると、

・妻の両親焼死させる
・脱北断定、韓国移送へ
・中国にポンプ不正輸出容疑
・大分2歳女児不明から丸1日
・犯罪助長の広告58紙に736件掲載
・IR北海道社長行方不明 道警、捜査態勢縮小へ
・大和の男性、富士山で遭難

 ここまでは全国と地方の事件、事故のニュースだからよくあるラインナップだけど、続いて、

・保育士女性に暴行容疑
・女子高生にみだらな行為
・強姦の疑いで暴力団幹部を逮捕

 全部で10項目のニュースのうち、3つが性犯罪ニュース。何かちょっと多いなあ…と思って他のページを見ていたら、神奈川県内エリア別ページにある「事件簿」というコーナーのニュースのラインナップがこんなことになっていた。

(横浜)
・自動買春容疑でJR車掌を逮捕
・契約書に架空名など記した疑いで書類送検
(川崎)
・中学3年の少年を卑わい行為の疑いで現行犯逮捕
・盗撮の疑いで会社員の男を現行犯逮捕
・女子高生にみだらな行為をした疑いで会社社長を逮捕
・傷害などの疑いで自営業の男を現行犯逮捕
(相模原県央)
・入浴中の女性を盗撮した疑い
・ひったくりの疑い

 全8項目中、性犯罪ニュースが5つ! 何か、キャンペーンでもやってるんですか?(笑) シモネタ厳禁の日記です。すんません。
2011年9月11日(日)

 先日、Macのマウス(マジックマウス=あのケータイサイズのワイヤレスのかっこつけたフォルムのやつ)の調子が悪くなって、香川県でMac商品が一番充実しているらしいケーズデンキ高松本店に行った。実は2ヵ月ほど前にマジックマウスを床にガン! いうて落として以来、パソコン画面上で動いていた矢印がたまにピタ、と止まるようになって、「接続が切れました」という表示が出て、カチカチやっていたらしばらくして「接続されました」と出てまた動き出して…みたいなことになったのだが、そのうち「たまに」が「時々」になってついに「しょっちゅう」になってしまったので、もう買い換える覚悟を決めて行ったのである。

 2階に上がってMacのコーナーに行ったら、M野さんがいた。

M野「どないしました?」
田尾「かくかくしかじかで、もうたぶんダメやから買い換えに来た。パソコン持ってきたから、ここでそのままセッティングして」
M野「ほんまなー。このマウス高いから(6800円する)、ちょっとドクターに診てもらうな? 直るかもしれんで」

 マジックマウスはパソコンにいちいち認識させないかんので、メカに弱い私は買ってそのまま店で全部やってもらうつもりでパソコンも持ってきたのだが、直るのならそれに越したことはない。M野さんと一緒に1階に降りて修理コーナーに行ったら、ドクターが他のお客さんにかかっていたので、「ほな私が見よか」と言ってM野さんがチェックし始めた。

田尾「こういうのって、いざ確認しようとしたら症状が出んかったりするんよなあ」
M野「まあよくあることですね。直す方もそれが一番困る…何が悪いんか全然わかりませんからねえ………動っきょるな(笑)」

 もー! 絵に描いたように症状が出んやないか! それからしばらくマウスをいじっていたのだが、矢印はスイスイ動いている。

田尾「お前、今日の朝も止まったやないか!」
マウス「動いてますけど、何か?」

みたいにスイスイ動くやないか。今度は私がやってみる。なるべく今朝止まった時の状況を再現するため、「発想力開発論」の授業準備のファイルを開けて今朝止まった時と同じ原稿のところで同じように悩んでみる(笑)。ま、私も止まっていたわけだが、それは関係ないみたいで相変わらずスイスイ動く。

M野「動きますねえ」
田尾「もうええですわ。こいつ、持って帰ったら絶対また止まりよるから。もう仕事が佳境に入っとるのに止まりまくったら思考がブチブチ切られるから、やっぱり買い換えるわ」

 と言いながら引き続きカチカチやっていたら、突然接続が切れた。

田尾「やったー! 止まった! バンザーイ!」
M野「止まりましたね。というか、故障してバンザイするのもおかしいけど(笑)」

 それからM野さんがいろいろチェックしたけど、結局原因がわからず。しばらくしてドクターの手が空いて看てもらったけど、手に負えず。メーカーに送ってチェックしてもらうにはこっちの時間がないので、当初の予定通り新しいマジックマウスに買い換えました。調子がええがな。おかげで今日は授業計画が1段落分、上がりました。そこでプチ油断モードに入って新聞やテレビを見ていたら、あちこちでツッコミモードのスイッチが入ったけど、ここに書いているほどの時間がない。明日からちょっと取材の出張に。帰ってきたらツッコミをまとめます。
2011年9月5日(月)

 2週間前に痛めた左肩(ゴルフに行く朝、ねっくを拾って運転席から「バッグはここに入れろ」と左手で後部座席を指した瞬間、グギ!いうたやつ)がどうにもよくならんので、今日、別件でいつもの病院に薬をもらいに行ったついでにフロアの隣にあった整形外科で看てもらったのである。診察室に入ったら、医者のおじさんがこっちを見てニヤッと笑って、

医者「来よったか(笑)」
田尾「え? 何で知っとんですか」
医者「見たらわかるがな。私、観音寺一高のOBや」
田尾「ほんまですか! すんません先輩(笑)」
医者「こないだ何やらの会で観一出身の子に会うたら、田尾さんの信奉者や言うとったで」
田尾「そんなやつがおるんですか(笑)」
医者「霞ヶ関で役人しよる子や」
田尾「それ、B級グルメのプロジェクトやってるとか言うてませんでした?」
医者「おお、そんなこと言いよった」
田尾「わかった。そいつ、昔、僕がやっとったタウン誌に投稿してきてた子ですわ(ペンネーム「観一KEN」だ)。今度会うたら「もっとええもん信奉せえ」言うとってください(笑)」

 などと言いながら、簡単な診察を受ける。とりあえず言われるままに腕を上げさせられて、その腕を後ろに開いてイテテテ…言うて、レントゲンを撮りに行かされた。レントゲン室で放射線を浴びて(そんな言い方するか)帰ってきたら、すぐ診察室に呼ばれる。入ったら、もうレントゲン写真が貼られていた。医者のおじさん、写真を見る前にさっき内科から持ってきた私の診察シートを見ながら、

医者「○○先生にかかっとんな」
田尾「はい」
医者「糖尿な」
田尾「人聞きの悪い。インシュリン分泌不全と言うてください。その方が何かかっこええ病気みたいでしょ?」
医者「糖尿やがな。まあ、男は糖尿になって一人前や」

 言うてる意味がようわからんが(笑)。続いてレントゲン写真を見て、

医者「骨に異常はないな。軟骨も傷んでない」
田尾「こんなに痛いのに? 何か厄介なことになってるんですか?」
医者「そやなあ、あらゆる状態から見て、これはほぼ間違いなくこれやな」

 と言いながら、医者のおじさんは一枚のカラーで印刷されたチラシみたいなのを出した。

医者「ここに全部書いとる。症状も、何をしたらええかも。よーに読んどいてな」

 見ると、そのチラシの一番上に大きく病名が書かれているではないか。私はそれを見て、ガックシと肩をカカトまで落とそうとしたが、肩が痛いので十分落とせなかった。

ごん「何だったんですか」
田尾「ま、あえて言うなら、フィフティーショルダーやな」
ごん「……五十肩かい!」

 ま、そういうことらしいです。塗り薬と軽い肩の運動と時々温めよったら治ってくるそうである。けど「もう歳やから無理できんで」とのことである。とりあえず、「私を攻撃する時は左に回り込め」と言っておこう(笑)。
2011年9月4日(日)

 台風一過の朝、なまった身体で3週間ぶりに峰山に登ってきた。久しぶりだったのでこれまでの運動不足をちょっとでも取り返そうとして、軽くジョギングをはさんでみたりしてたら、帰宅後、動悸、息切れ、めまいがする。人間は死亡率100%だから私は40代あたりから死に対するメンタルトレーニングをずっとやってきていて、今はもういつ死んでも「ま、それが運命だ」とあきらめられる自信(?)はあるのだが、今日はさすがにちょっと学習したので、次からはあんまり無理せんとこ(笑)。

 さて、学習つながりであるが、日本の民主主義は未成熟だとよく言われるが菅政権でさすがにみんな学習しただろうと思っていたら、野田内閣の支持率、60%を超えてるんですか! 世論調査は全く信用してないけど、実体はどうなんですか? もし実体も50%以上支持しているとしたら、みんないったい何を支持してるんだろう。民主党を支持してるのか? 野田内閣を支持してるのか? 野田首相個人を支持してるのか?

 「民主党を支持している」というのなら、それは政党政治の原理原則にかなっていると思うから、善し悪しは別にして考え方は筋が通っていると思う。けど、もし「菅内閣は支持しないけど、野田内閣は支持する」というメンタリティなら、それは「政党政治をベースとした議院内閣制」の何たるかを、あまり学習してないのではないか。菅内閣も野田内閣も、というか、もし海江田内閣になってたとしても小沢内閣になってたとしても、前原内閣でも鹿野内閣でも、結局「民主党内閣」である。もし「アタマ」が替わるとすべてが変わるのなら、民主党はもはや一つの政党ではないと言わざるを得ないし、それ以前に、「政党は支持しないけど内閣は支持する」というメンタリティは、どう考えても政党政治をベースとした議院内閣制の原理原則から外れているとしか思えないのですが(ちなみに「菅さん個人は支持しないけど、野田さん個人は支持する」というのは、もはや政治の世界ではなく、ほとんど芸能界のメンタリティなので論外)。

 いずれにしろ、今回の政権交代は未熟な我々に、まさに歴史的な、ものすごく大きな勉強をさせてくれたと思うが、まあこういうものは一回で全員が学習できるものでもないらしい。こうやって何回もひどい目に遭いながら、ヨーロッパみたいに何十年、何百年とかけて、エセ民主主義でない成熟した本来の意味の民主主義が出来上がっていくらしい。なるべく「軽いひどい目」であってほしいと願います(笑)。

 続きまして、昨日の新聞に、5月にオープンしたJR大阪ステーションシティの「ルクア」と「三越伊勢丹」の8月までの売上経過と年間予測が載っていました。このペースで行くとルクアは年間300億円に届く可能性があり、三越伊勢丹はそれよりちょっと下で推移しているらしい。この数字を見た時、私は「え? そんな売上しかないの?」と思いました。高松にルクアはないので三越で比較してみると、こんな感じです。

(売場面積)
大阪三越伊勢丹…約5万平方メートル
高松三越…約2万7000平方メートル

(年間売上予測=2011年度)
大阪三越伊勢丹=250億円〜300億円
高松三越=200億円〜220億円

 売場面積の比較と市場規模からすると、大阪三越伊勢丹は年商500〜600億円規模かと思っていたわけです。大丈夫なのかなあ。大丈夫でないと思うんやけど。百貨店ビジネスの売上に対する経常利益率はせいぜい2%前後だと思うのだが、仮に300億円売り上げたとしたら経常利益がその2%で6億円。法人税と減価償却を相殺して、あとこまごました計算はどんぶり勘定でアバウトにキャッシュが5〜6億円出てきたとして、店舗開業にいくら投資したのか知らんけど、そんな程度のキャッシュではリターンがとれるような気がせんのだが…(ちなみにこの計算方法は「長生塾」で都村さんに「経営の基本ですよ」と教わったもの。10数年前、高松で「コトデンそごう」がオープンした時に、発表された「投資額240億円、売上目標300億円」という数字だけを見て、都村さんが簡単にこの計算をして「間違いなくつぶれます。取引をしている人がいたらなるべく早く現金取引に切り替えるか取り引きをやめるかした方がいいですよ」と断言したら、本当にわずか4年で倒産しました)。

 まあ、大阪駅新ビルはJRが建てたのだろうから大阪三越伊勢丹はビル丸ごと建てるほどの投資はしてないと思うけど、JRはビルに投資した額が回収できるくらいの家賃を設定してるだろうし…と思いながら今ネットで調べてたら、「大阪三越伊勢丹、年間売上目標550億円」という数字が出て来た。おー、やっぱりリターンをとるためにはその辺なんや。厳しそうやなあ。民間ビジネス、何とか頑張ってほしいなあ。政治はいらんことしないでほしいなあ。法人税を上げたら、民間ビジネスはあちこちで露骨に窮地に追い込まれるんぞ。会社の経営をしたこともない政治家は、まるでわかってないだろうけど。
2011年9月3日(土)

 新学期が始まったのに夏休みの宿題をしている小学生状態の中、どうやら台風が我が家の上空を通り過ぎていったらしい。8月末までの宿題を何とか明日中に上げて、9月末までの宿題を月〜金の5日間で一気にやっつける! という意気込みで(笑)、さっき日付が日曜日になりました。やる時はやる! という意気込みで、今日は寝よう。
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