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2010年02月の日記
2010年2月25日(木)

 もう一歩も外に出ない日が続くもんだからちっともネタに出くわさない(笑)。テレビもイワシとゴルフは見たけどほとんど見ないから、社会の情報源は勝谷さんのメールマガジンだけという偏った毎日だ(笑)。けどあれは飛びきり一級品のメディアリテラシーの勉強になります。申し込み・問合せはここでよかったんかいな。

info@katsuyamasahiko.jp

 さて、『超麺通団4』の原稿は今、ものすごい時間投入で予定の1週間遅れで進んでおります。これがジワジワと8日遅れになり、10日遅れになり…と牽制球を投げようと思っていたら、こないだS原から電話。なんでも別件で今、うどん屋を回っているらしいのだが、行く先々で店の人から「去年の暮れに“田尾さんが本出すから”いうて写真撮りに来たんやけど、いつ出るんな」と言われているらしい。S原が「どうしましょう」と言うので、責任感と使命感に満ちあふれる私はしかしウソをつくのもいけないのでS原にこう言った。

田尾「とりあえず“さあ…”言うとってくれ」
S原「おっさんおっさん!」

 頑張ってまっせー。けどあんまり期待したらいかんで。特に一福の大将、もう一福の原稿は書いたけど、世界初の新しい技、一福のページにその前の中村の記事が半分ぐらい食い込んで来とるからな(笑)。
2010年2月21日(日)

 ふー、くるちい…あ、いかんいかん、「くるちい」とか書いていたらまた佐伯に「まだ大丈夫みたいだ」とか言われる。苦しい…。昔、文化人講座で「友人が国語の時間に『苦々しい』を『くっ、くるしい…』と読んだ」という作品があったのを思い出したが、思い出している場合ではない。この3日、原稿に追われてテレビは3つしか見てない(見とんか)。えーと、石川遼の世界マッチプレーと、ゴルフチャンネルで生中継してた宮里藍のホンダPTTと、アニマルチャンネルでやってたイワシの大群(笑)。もうたいていの大群では驚かない私であるが、あれはいかん。南アフリカ沖の「1億匹のイワシの大移動」! 海が真っ黒になるんぞ! すんません、ちょっとテンション上がってしまいました。

 しかし石川も宮里も精神が爽やかやなあ。それに比べてオリンピックのスノーボードで、何か恥をさらしたのがいたんだって? ガソリンスタンドでスポーツ新聞に載ってたのを見ただけだけど、日本選手団で一人だけ服装が乱れてて、注意されたら会見で「反省してまーす」ってふざけた返事してたって? で、試合で転んだあと、観客席に向かってヘルメットとゴーグルを投げつけたって? オリンピックでそんなことするやつは誰もいないって、そら当たり前でしょう。で、また会見で水を吐いたり…とか書いてたけど。スノーボードって、以前も誰か、オリンピックでゴールしたあとコースに寝っ転がってひんしゅくを買った日本選手がいませんでしたっけ。亀田でさえちょっとまともになろうとしてるように見えるのに、どうなってるのスノーボード(笑)。

 私は、社会にしろ会社にしろ会議にしろ大会にしろ、組織に属したら組織のルールは個人の信念に優先すると習ってきたのであるが、そんなのは当たり前のことである。組織に入って個人の信念を組織のルールに優先させたら、みんなで合意して作ってきた組織が崩壊する。社会や組織のルールがおかしければ、そのルールを直すルールがあるんだし。自分が組織のリーダーやまとめ役になったら、そんなやつがいたら普通許さんでしょ。何か、収入の格差より精神の格差の方が困ったことになってきてるんじゃないですかねー。

 金曜日から一歩も外出せずに仕事をしていたので、今日は午後2時前に家内と一福へうどんを食べに行った。それも家内の運転で私は助手席でパソコン開いて原稿書きながら。車を出したら道路では郡市対抗源平駅伝の最中で交通規制が敷かれていた。一福の前の道路が駅伝コースになっている。でももう選手は折り返していて、こっちから一福に向かう側の車線は規制解除されていたのでそのまま走っていたら、対向車線を先導車や白バイや選手が次々にやってきました。2時頃一福に着いて中に入ったら、なかなか空いているぞ(笑)。

田尾「駅伝選手、よーけ走りよるのに、うどん食べに入って来んのか」
大将「そうなんですよー、店の前を走っていくだけで」
田尾「寄れよなー」

 とかいう会話を聞いていたお客さんが笑ってました(笑)。ささやかな気分転換。ふー、いつまで続くこの苦しみ。
2010年2月18日(木)

 今日は高知県の田舎にある高校に出張授業に行ってきた。朝8時過ぎにJR高松駅を特急で出発。高知まで直行で行って、そこから各駅停車の1両のワンマン列車に乗り換えて50分ぐらい走って無人駅で下り、そこから徒歩で15分くらいかけて昼の12時過ぎに現地の高校に到着した。車で行ってもよかったのだが、なんせ原稿に追われてるもんで道中でちょっとでも仕事を進めるためにはJRしかない。

 それがですね、この日の出張授業は早くから私が担当で行くことが決まっていたのだが、事前に知らされた内容はこういうものだった。当日は四国各地から講師として大学や専門学校の先生が9人来て、45分授業を10分の休憩を挟んで同じ内容で2回行う。生徒は9組に分かれて、希望する講義を2つ選んで、休憩時間に移動して違う講義を2つ受ける。つまり私はこの日、同じ講義を違う生徒相手に2回やることになっていたわけです。従って、私は45分授業1本の準備をして、出かけて行きました。

 13時25分から1回目の授業。高校生相手でしかも45分という短い授業なので、「発想力開発論」のダイジェストをわかりやすく、しかしインパクトを与えられるようにと、珍しくパワーポイントであっと驚く写真をふんだんに使って、1回目の45分を終了した。ところが、休憩時間になったのに生徒たちが移動しないのである。

田尾「どしたんや。次のとこへみんな行かないかんのちゃうんか?」
生徒「いや、僕らこの授業だけなんです」
生徒「次に行くところ、言われてないし」
田尾「えー? ほな、このあとはみんなずーっと休憩か? けどここにおったら、次の生徒が入ってくるぞ」

 みんな、顔を見合わせて戸惑っている。しばらくするとこの教室の担当らしい(たぶんこの高校の)先生が入ってきた。

田尾「この子ら、次に行くとこないって言ってますよ。けどここにいたら次の生徒が入ってくるでしょ?」
先生「そうですね」
田尾「けど、もう休憩時間が終わるのに、次の生徒たち来ませんね」
先生「来ませんね。ちょっと聞いてきます」

 と言ってその先生は教室を出て行ったのだが、しばらくして帰ってきた先生から、目が点になるような報告があった。

先生「あの、生徒の移動はないそうです」
田尾「え? ということは、次の授業もこの子らにするんですか?」
先生「そうですね」

 おいおい! 聞いてないぞ! 2つ目の授業なんか準備も何もしてないぞ! 

 しかしここで「約束が違う」と言ってもどうにもならない。私は秒速2万回転で発想力開発の次のプログラムを頭の中で組み立て、パワーポイントの準備もない、黒板もない、みんな紙も持っていないという状況の中でわかりやすく、しかし興味を引く、しかもわずか45分でまとめられるネタを何とかひねり出して、2回目の授業をクリアしました。

 ふー、終わってすぐ、1時間に1本以下の無人駅の電車の発車時間が迫っていたので挨拶もそこそこに早足で歩いて駅へ。また鈍行で高知まで帰って、特急に乗り換えて、丸亀でまた乗り換えて夜の8時前に高松に帰ってきました。しかし電車の中いうのはなかなか仕事が進まんもんやなー。精神的にきつい日々が続くのにこないだ、入試課の森Tから緊急の仕事が2つも入ってきた。どうなる2月(笑)。
2010年2月15日(月)

 朝から大学の研究室で仕事に没頭…正確には没頭でないんよなあ。パソコンに向かって原稿は書いているのだが、進み始めてはビタッと止まり、30分も1時間も頭の中を「構成」が堂々巡りして、「あかんあかん、こんなんでは絶対間に合わん」と思って構成が整理できないまま書き始め、書いたのを途中で読み返すとやっぱりリズムが悪くて頭から書き直す…けどまた詰まってしまって…見たいなんの繰り返し。上村さんみたいに「漂うように」書いてみようと思って、流れにまかせてふわーっと書き始めてみたりもしたのだが、ふわーっと流れて決められた行数で元に戻って来んが(笑)。能力の…限界!(千代の富士の引退会見風に・笑)。

 というわけで昨日からまたちょっと首の後ろの下の肩胛骨の上あたりの奥に鈍い痛みの兆しが出てきたのは、たぶん精神的なものだということにしよう。そこで、前回はマッサージに行ったら逆に悪化してしまったので(マッサージのせいではないかもしれんが)、今日は体力回復方向から攻めてみようと思って、いつものようにユンケルかゼナのちょっと高いやつを買おうと大学のそばの小さな薬局に行ったのである。

田尾「また来ました。ユンケルかゼナのちょっとええやつ…」
主人「それならお勧めのがあるんですが…」

 と言って主人が棚から出してきたのは、なんたらオイスターとか書いた牡蠣エキスっぽいドリンク剤。

主人「これは牡蠣の○○を○○したものを……」
田尾「ユンケルとかゼナとどう違うんですか?」
主人「ユンケルやゼナは……ですけど、これは……で…」

 私は手にとって成分表示を見る。

田尾「これ、成分がユンケルやゼナと全然違いますね」
主人「あ、違います違います。これは基本的に……」
田尾「どう効くんかなあ。こう、もやーっとしてた頭が冴えてきて原稿がバリバリ進むみたいなのは…」
主人「その辺の効果はたぶんユンケルとかよりいいんじゃないですか? これは脳の活性化に必要な亜鉛とかが……」
田尾「即効性はあるんですか?」
主人「飲んだら、そうですねえ、1〜2時間で吸収されて脳の方にも……」
田尾「目、覚めます?」
主人「カフェインが入ってないのでそういう覚醒効果ではないんですけど、体の中の……」

 これまで長年、ユンケルかゼナで危機を脱してきた私であるが、経験上、同じものを長く飲んでくると何か体が慣れてしまうのか、効き目が弱くなってくる。いっぺんそっちにしてみるか、と思って勧められたそのワタナベ牡蠣エキス「オイスター」とやらを買って飲んだら、夜の2時まで集中力が持った(笑)。

 私は買う物が決まっている時は大型ドラッグストアで買ったりもするのだが、風邪薬も頭痛薬ものど飴も、時々薬局でこうやって聞きながら買う。情報収集はせないかん。マーケティングの現場情報も入ってくるし。とりあえず今日は改めてなるほどなあ、こうやってユンケルの売上が1本落ちて、マイナーっぽい「オイスター」が4本売り上げを伸ばすわけだ(笑)。
2010年2月14日(日)

 2月10日から本格的に『超麺通団4』体勢に入った。綿密なるガントチャートを1時間かけて作ったところによると、1日12時間原稿を書きっぱなしで2月28日までかかることが判明(笑)。笑うしかないぞ。もちろんその間、大学の会議や出張授業やうどん以外の研究物がいくつもあることは言うまでもないけど言うておく(誰にや)。そういうわけでしばらく、日記がおろそかになります。現実逃避タイムが入ったら書く。あと、大事でない修正を一つ。金曜日に教学課に行ったらチンペイが言うのである。

チン「田尾先生、ちょっと言っておかないといけないことがあるんですけど」
田尾「何?」
チン「こないだの日記でK野さんを僕の上司いうて書いてたでしょ」
田尾「え? 違うんか?」
チン「河Nさん、僕より2つ年上ですけど、上司じゃないですからね」
田尾「ほんまか! だってあそこの偉そうな席に座ってるやんか」
チン「この辺の席、みんな一緒でヒラですよ。たまたま席がこっち向いてるから偉そうに見えるだけですよ」
田尾「けど、顔も偉そうな顔しとるぞ」
K野「もともとこういう顔です!」
田尾「ほな、このフロアで一番偉いのは誰?」
チン「S野課長です」
田尾「あー! ごめんごめん! そうやった」

 笹Nさん、K野より2ランクアップの怖…いや、偉…いや、威厳のある顔をしているので私は初めて会って以来ずっと「S野さん」と呼んでいたのだが、ある日、私より年下の漆原先生が「笹野」と呼び捨てにしているのを聞いて、

田尾「え? S野さんって漆原先生より年下なんですか?」
漆原「年下ですよ。もう呼び捨てで十分(笑)」

 けどなあ、一旦「さん」付けで呼び始めると途中から変えられんのよなあ(笑)。
2010年2月8日(月)

 そういうわけで金曜日に授業が終わったので、土曜日は数カ月ぶりに「翌週の授業準備のない1日」になって一つの仕事に集中できたためか、いつもなら3日ぐらいかかる仕事が朝からメチャメチャ進んで、夜中の2時過ぎに完了した。で、あまりの解放感に日曜日は朝8時頃から2週間振りに峰山に上がって、いつもより多めに尾根づたいに山2つぐらい歩いて11時前に家に帰ってきて、それから水槽の水を半分換えて、1時半頃から試験のレポートを読んで採点をして成績を全部付け終わったのである。やったらできるがな(笑)。

 しかし今日は朝から成績提出や今期のいろんな残務があって、さらに昼からは天気が良かったのでインタレストのロケにも出かけて、それからいよいよ『超麺通団4』の店原稿に取りかかることになったのである。手元にはカメラマンの安D君とN村君が「誰がそんなに頑張れ言うた」いうぐらい早々と撮ってきた掲載店の写真が50店近く分、机の上に積み上げられている。じーっと見ていると、一番底の方の封筒の中から写真が「去年の暮れからここにおりまっせー」と訴えかけてくる。そうかー、去年からおるんかー。正月も家に帰らんかったんかー。お前なあ、家族は大事にせないかんぞ。ええからいっぺん帰ってこいや…

 すんません、ちょっと現実逃避してました。とりあえず2軒分書いてみましたが、どうも文章の流れがしっくり来ん。真面目な解説とバカ話の組み合わせというか、「よし、これで行こ」という文体や文の調子、リズムが決まらん。そうこうしているうちにスーパーボウルの録画放送が始まった。午前中の生放送が見られなかったので、ここまでニュースもネットも見ずに息をひそめていたのだ。すまん、ちょっとだけ見させてくれ。

 えー、セインツが勝ちました(笑)。前評判では不利と予想されていた方。蛇足ながら「日本人好みのドラマ」を一部解説させていただきますと、セインツはチーム創設43年目で初のスーパーボウル進出でして、初出場で初優勝。本拠地は5年前にあのハリケーン・カトリーナに襲われて壊滅状態になったニューオーリンズで、今期のセインツは未だ爪痕残るニューオーリンズの今季最大級の希望の星だったということです。阪神大震災の8年後の阪神タイガース優勝みたいなものでしょうか。ジャズの街ニューオーリンズ、「オーウェンザ・セインツ」聖者が街にやってきた。そういうことで、めでたしめでたし。明日は早朝から車2台、9人でうどん屋取材ツアーだ。
2010年2月5日(金)

 本日で今期の授業と試験が終了。夕方6時半から、毎年恒例の教職員親睦「学長杯ボウリング大会」に出る。ボウリングは去年の学長杯以来であるが、性格が素直なので素直なスコアで(笑)。ちなみに毎年ボウリングには人並み以上の向上心を発揮するチンペイとその上司のK野が足を引っ張り合いながら素直でないボウリングを展開して激しく争っていたが、K野が終盤に6連続ストライクを出すという大惨事になって、222も出して優勝した。

 大会終了後、大学の生協の2階で反省会を兼ねたささやかな立食会。始まる前に会場に入ったら何か変な音楽がかかっていたので、受付をやっていた近D先生にたずねた。

田尾「これ、誰の選曲?」
近D「新平さん(チンペイ)じゃないですかね」
田尾「しょうがないのー。こういう小さなことから全力で行かな成長せんぞ。ちょっと俺のCD持ってくるわ」

 と言って私は研究室に帰り、ジャズのCDを何枚か持って会場に帰ったら、もう始まっていた。私は会場の後ろの方に置いてあるラジカセの曲を止めてCDを入れ替え、ジャズをかけて、それから宴たけなわのみんなの中に入って、チンペイに言ったのである。

田尾「あのな、こういうちょっとした席にかける音楽も全力で選ばないかんのぞ。そういう小さなことの積み重ねが人間を成長させていくんじゃ」
チン「あれ、僕が頼んだらムアンギ先生がCD持ってきてくれたんですよ」
田尾「早よ言え! 俺、勝手に変えてしもたやないか!」

 ほんまにもー、K藤先生の情報を鵜呑みにしたのがいかんかった。何だアフリカの音楽かー。しかも「いかにもアフリカ」の音楽でなくて、アフリカ人の4人のバンドがバイオリン持って演奏しているという、何とも微妙な音楽やから変に聞こえたんだ。お開きになってラジカセのところでムアンギ先生に謝ったがな(笑)。

田尾「すんません、勝手にジャズのCD流してしまいました」
ムア「ああ、いいですよ。あの、田尾先生、聞いたんだけど、善通寺の市長選に出る?」
田尾「えーっ!」

 その話聞いたの、2回目です(笑)。善通寺のウワサする人はいったいどうなっとんだ。けどとりあえずおもろいから放っておこ(笑)。そういやこないだ、佐Tさんから「田尾さんが知事選の候補に挙がってるって、某メディアに載ってましたよ」と言って、記事を添付したメールが送られてきた。おもろいから放っておこ(笑)。
2010年2月4日(木)

 今日は2コマ目に150人以上が履修している授業の試験があって、ということは一挙に百数十枚の答案レポートが返ってくるわけで、さらにこれを読んで成績を付けて提出する締め切りが来週の水曜日なのに今週中に片づけないといけない仕事を3つもかかえているという大ピンチで、さらに今日は夜の7時から大学のノトススタジオ(私の研究室の下)で上村さんが担当する「演劇塾」の授業公演を見ないかんという猛スケジュールであったため、朝から気合いづけに名前は明かせないがあるうどん屋に行ったら息子が出てきて言うのである。

G息「あのカレイの謎ですけどね」
田尾「え?」
G息「あの水槽にカレイをいっぱい入れたらどうなるかいうやつ」
田尾「おー」
G息「あれ重なるんですよ」
田尾「ほんまか! 確かごんもそない言いよったけど」
G息「僕ね、子どもの頃に図鑑か何かにそれが載ってたのを見たことがあるんですよ。それであの時の本がどこかにあるはずや思ってこないだ探したんですけど、出てこなくて」
田尾「夢で見たんちゃうやろな」
G息「いや、ほんまに本で見たんです」

 なんだよ、また解決かよ(笑)。というわけで佐伯、もうリーマン予想にかからないかんようになったがー、と牽制球をもう一球投げておいてと。しかしそのあるうどん屋(もうええか)で気合いを入れた甲斐があって、何と今日は昼からものすごい集中力が出て一気にレポートを全部読んで成績を付けてしまったのである。

 「演劇塾」の公演は、女子学生の一人芝居の朗読劇。観客の多くは出演した学生の演技を見ていたのだろうけど、私はいかに練習を積んでも素人である学生を使って、しかし「素人がやってるもんで…」という言い訳を絶対しない上村さんがこれを見るに堪えられる演劇に一体どう仕上げるのか、その技に注目して見ていたのである。

 いやー、上村さんはすごいわ! プロの技を見せつけられた。陰のナレーションを使ってああいうふうに厚みを出すのか。セリフを覚えきれないのを、ああいうふうにカンペを使って、しかも読み終えたカンペ用紙をああやって「背景」にしてしまうのか! 動きの固さを、ああいう「静止画」に決めて見せるのかー! ジャンルは違うけど「インタレスト」で同じように素人学生を使ってプロの目に耐えられる作品に仕上げようとしている私にとって、向上心をかき立てられる作品を見せてもらいました。私らプロだから、学生スタッフを使っても学芸会みたいな作品は作れんからなあ。もっと頑張ろっと。
2010年2月3日(水)

 勝谷さんから「こないだ原稿を早く大量に書く極意を教えたばかりなのに、何日日記が止まってるんや」とメールが来たのでは、『超麺通団4』の原稿の手を止めざるを得ない。と、牽制球を一球投げておいてと(笑)。もう怒濤の毎日である(もうええか)。ゆっとくけど(誰にだか)今、怒濤の仕事の上に試験週間で大量のレポートや試験の答案の採点がのしかかっていて、「刑事コロンボ」の最初と最後の10分ずつしか見られんのぞ。

 しかもインタレスト9号の取材が佳境だ。またまた香川県内をくまなく走るネタが進行中で、学生車軍団の制約のある動きを考えると、私が出動しなければどうにもならない状況にある。こないだうちから取材の段取りをいろいろ検討しているのだが、2年女子スタッフも駆り出さないとカバーできない。

田尾「2年で車を出せるのは誰や?」
松田「富永さんが行けるそうです」

 富永(編集名トミー)は期待の大型新人。歯に衣着せぬ宇宙人のような発言の連発に、多田、松野、松田といった上級生の強者たちもしばしばイスから転げ落ちる(落ちてはないけど)。何かをやらかしそうな…でなくてやり遂げそうな予感のする女傑スタッフだ。今後のキャラ付けにご期待(笑)。

田尾「おー、富永行けるか」
富永「行けますけど」
田尾「けど?」
富永「私、道がすぐわからなくなるんですよ」
田尾「カーナビあったら行けるやろが」
富永「カーナビついてないし。あ、田尾先生、カーナビ買って」
田尾「買えるか!」
富永「いいじゃないですかー、買って買ってー」
田尾「俺はパパか!」(全員爆笑)

 結局来週はヘタしたら3日間ぐらい取材で走り回ることになりそう。『超麺通団4』当初の締め切りが1ヵ月も後ろに行って、こないだ内山さんや佐伯に取り囲まれて「2月いっぱいで上げる」と豪語(オーストラリア語かもしれんがグッダイ)してしまったし。「ずーっと考えて」たら早く大量に原稿が書けるのは十分理解したが、考える暇がないぞ。
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