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2009年06月の日記
2009年6月26日(金)

 体調不良を訴えたら、この2日間で数人の友人知人から心配のメールや電話を頂いた。

S原「大丈夫ですか?」
田尾「おー、かくかくしかじかで…」

和D「大丈夫ですか?」
田尾「おー、かくかくしかじかで…」

松本「大丈夫ですか?」
田尾「おー、かくかくしかじかで…」

O田「大丈夫なん?」
田尾「おー、かくかくしかじかで…」

笹木「大丈夫ですか? 阪神」
田尾「俺ちゃうんかい!」

 勝谷さんと都村さんからは「男の更年期障害ではないか」という意見。さらに匿名希望2名からは、自身の体験談を交えて「ストレスから来る自律神経の不調ではないか」という意見を頂いた。仕事のしすぎ、また大きな仕事を抱えてプレッシャーに押しつぶされそうになった時、また人間関係のもつれ等で心労が襲ってきた時などに、同様の症状があったという。それを聞いて、ちょっと思い当たる節が。

 確かに仕事は山のように押し寄せてはいるのだが、実はあの症状が出た前の日の晩、本当に久しぶりに、たぶん25年振りくらいに私はあることでちょっと(というかかなり)怒って、本人に電話で、怒鳴らずに低く怒りを込めて「自分が何をしたか、頭を冷やして考え直せ」と言い放って電話を切ったのである。その後、人に怒る時はまず「自分が相手の立場だったら、私にこう言われたらどう思うだろう…」と先に考えて怒るのをやめることが多い私は、相手は今どう思っているだろう…何を考えているだろう…と1時間近く思い悩んでいたのだが、原因はそれかなあ。

 しかし、さらに思い出すと気がかりなことがある。昨日の夜7時半頃、家内と「ふみや」に行ってお好み焼きを食べていたら、営業時間が8時までなので先にいた客が次々に食べ終えて帰っていって、8時前には客は私ら夫婦だけになった。そしたら大将がモツを4切れ焼いて「サービス」言うてくれたのである。さらにそれを食べ終えると、「サービス」言うて鶏肉を2切れ焼いてくれた。

田尾「終わらんがな(笑)」
大将「もう終わりや(笑)。今日は滅多に入らんええ鳥が入ってな」

 という、かつては香川で最も客に厳しいと言われた(笑)ふみやの大将からの大サービスがあって、そして今日である。午後2時前、今日は3時から高松で仕事があるので1時前に授業を終えた私はそのまま高松に帰って、昼飯に日本で2番目にうまい一膳飯屋の「一富士」に行って、いつものように「ご飯小と汁」言うて、おかずを2つ取っていたのである。そしたら、ご飯をついで出してきたおばちゃんが「ご飯、炊きたてで熱いけんな、これサービス」言うて、生卵を一つ器に入れてくれたのである。

おば「ご飯熱いけんな、これかけて食べたらちょっと冷えるやろ?」
田尾「うわー、すんません。ありがとー」

 君ら(誰に言いよんのか)、一富士のおばちゃんに生卵サービスしてもろたことあるか?(笑)。私、もう目が点になりました。で、食べてて突然気がついたのである。何か、周りが急に俺に優しくなってきてないか?(笑)

 ま、ふみやの大将と一富士のおばちゃんが私の体調が悪いの知ってるわけないし(笑)。とりあえず、今日はかなり気分は良くなりました。良くなりついでに松田スシ太郎情報の続報。まだ企画内容は明かせないが、インタレストの取材の第1回「スシ太郎の大冒険」ツアーの行程を決めていたら、スシ太郎から泣きが入った。

太郎「先生、すみません。俺、正直あんまりスシ好きじゃないんですよ」
田尾「だから?」
太郎「いやいや! だからその大冒険、ちょっと俺にはキツイかもしれんと思って」
田尾「しょうがないのー。ほな、君の権限で手下にスシ次郎とスシ三郎を任命せえ」
周りにいた全員「あっはっは!」
太郎「じゃあ、野添(ステファニー)とか呼んでもええですか?」
田尾「おー、ほな野添に“来るんだったら『スシファニー』で出演させてやる”言うとけ」

 前副編集長の三野が腹筋攣るぐらいウケとった(笑)。
2009年6月24日(水)

 昨日の夕方から近年希に見る体調の悪さで、昨日の夜のFM香川の録音ではお便りを読むのに四苦八苦。今まで約25年にわたる長いラジオ人生の中で、お便りなんか常に読んでる10行くらい先を目で追っていたのだが、昨日は目で追ってる所と読んでる所がほぼ同じという体たらくで、最悪のリズムで録音を終えた。さらに今日は朝6時に目を覚ましたのに久しぶりに二度寝をしてしまって、ガバッと起きたらもう一服する余裕もない時間。朝一の授業には何とか間に合ったのだが、いつものしゃべりができずに進行にもたついてしまった。学生にはほとんど気付かれなかったようだが、自己採点は47点だ。下一桁はあんまり意味ないけど。

 で、授業を終えて11:00前に研究室に帰ったら、何か冷や汗みたいなイヤな汗が出てきて、昼休みに大学の近くにできたマッサージに行ったのである。マッサージのお兄さんが私の首の後ろに手を当てて「すごく冷えてますね」と一言。それから40分、マッサージをしてもらったら今度は体が何だか熱くなってきた。そのまま午後の授業、会議とスケジュールをこなしたけど、しまいに頭痛まで出てきて、残務を終えて家に帰って、さすがにちょっと不安になって某病院の院長に電話をして、精密検査の日を予約してもらいました。脳の「輪切り検査」もしてもらう。

 あーあ、こないだ健康診断したばっかりやのに、結果が出る前に病院行きか。スタインベック3世は世界の要人の健康状態を握って東西のパワーバランスにまで影響していたが(どこかの要人のせいで『ゴルゴ13』ネタを出したらバカに思われるようになってしまったけど・笑)、私の健康状態を握っても何の役にも立たんから、おもろいネタが発覚したらまた結果を報告しますか。ま、何かあったらその時ということで、気楽に構えとこう。病は気から、住まいは木から、と言いますから(笑)。

 インタレストは企画内容も決まって、今日の会議では編集長以下、みんな精力的に取材の準備をしております。次号はネタ切れの苦難を乗り越えて「そこに目を付けたか!」という新ネタが数本登場します。「松田スシ太郎」が衝撃のデビュー予定(笑)。10月末の発行まで、首を長くして待っててくださいね。
2009年6月23日(火)

 昨日の「行ったら閉まってたというのが多すぎる」という話を受けて、勝谷さんから「突然行って閉まっている、というのは究極の贅沢ですよ」というメールが来た。以下、要約して引用しようと思ったが、とてもいい話なので要約できず、メールを一部無断転載します(笑)。勝谷さん、すんません。

(勝谷)
 いや、田尾さんの「突然行って閉まっている」というのは究極の贅沢ですよ。池波正太郎さんの小説なんて「突然たずねて相手がおらずに、かわりに何かが起きる」モチーフがほとんどです。人は突然来るもので、そこから事件も起きる。逆に江戸時代に携帯電話だけ持ち込むストーリーで小説書いたらハチャメチャなもんが起きると思ってるんですけど。携帯がいかに私たちの文明を変えたかです。「おばちゃん忙しいやろし、電話せんと行ってみよか」というさぬきのうどん屋巡り文化は、現代に残された江戸時代なんですよ。『恐るべき…』もその延長上にあると思います。スロウ・カルチャーですな。

 どうですか、この考察の展開力。それに比べて今朝の教学課でのチンペイの発言。

チン「田尾先生、またアホなことやったみたいですね。定休日、いい加減に学習しないと」

 ま、これが地殻変動があっても変わらない勝谷さんとチンペイの差だ(笑)。けどチンペイは向上心があるから、これを糧にさらに成長することは間違いない(とフォローしとかんかったら「AV危機」に助けてくれんかったらいかんからな・笑)。さて、今日はがもうに行ったらガモムスが2歳になった子どもを抱いて出てきた。しっかりした顔しとる。そうかー、大将、もう「じいちゃん」になったんや(笑)。
2009年6月22日(月)

 前回はお食事中失礼しました(笑)。今日は朝8:30から丸亀で打ち合わせを終えて大学に。月曜日は授業のない研究日なので研究室でメシも食わずに研究してて、13:00前、研究の途中で豊浜の名物の「梅ヶ枝」を調べる必要が出てきて、「調べものはネットより現物」派の私は思い立って「今から買いに行く」と車を出したのである。

 「梅ヶ枝」というのは全国的には福岡の太宰府だったかのアンコの入った「梅ヶ枝餅」が有名なのだが、豊浜のは全然違う、たぶん日本で類を見ない、ニッキ味の四角い多層型の餅っぽいお菓子で、食べ方も全国でたぶん類のない「薄く剥がして食べる」という珍しい食べ物。で、店が豊浜の国道からちょっと入ったところにあるのだが、あそこの細い道に車が入れるかどうか、大昔に一度行ったことがあるだけなので覚えてなくて、考えた末「よし、まず上戸に行ってうどん食って、上戸君に車が入れるか聞いてから行こう」と決めたのである。

 上戸は遠い(こないだ測ってみたら、大学から高松の家に帰るのと同じ時間がかかることが判明した)。大学を出て高速に乗って、豊浜インターはないので(もうええっちゅうに)大野原インターで下りて、そこから11号線をどんどん愛媛県に向かって走る。途中、「梅ヶ枝」の路地の入り口の看板を過ぎ、さらに走って上戸に向かう。私は頭の中で上戸に入ってすぐ何を言うかを考え始めた。気の利いた一言で入らないかんのが団長の定めだ。誰が定めたのか知らんが。何せ遠いから年に1回くらいしか行けないのに、実は10日ほど前に行ったばかりで、とすると入ったとたん、上戸君か奥さんに「どしたんですか! こんなに続けて来て」とか言われることが想定される。さあそこで何と返すか。

「清水屋に行こうとしてたのに、ボーッと走ってたら通り過ぎた」
「どこまで通り過ぎるんですか!」

 うーむ、ちょっとぬるいか。

「健康診断で余命あと1日言われて、最後のうどんは上戸にしようと…」

 重い。キレがない。

「梅ヶ枝買いに来たんですけど」

 うーむ、これでは上戸君、どう返したらええかわからんが…。などと苦しんでいたら、箕浦の駅が見えてきた。いかん、ネタが決まる前に着いてしまう。どうするか? ええい! 出たとこ勝負じゃ! と腹をくくって店に着いたら、臨時休業! 腰が砕けました。

 結局、あのあたりの道はUターンしにくいのでそのまま県境の道の駅まで走って、道の駅に入ってついでに店内に入ったら「梅ヶ枝」を売っていたのでそこで買って、そこから引き返して久しぶりに豊浜の「屋台屋さん」でラーメン食った。で、大野原インターから高速に乗って帰ろうと思っていたのだが、ふと観音寺の琴弾公園の道の駅で別の研究資料を買おうと思い立って、豊浜からぐーんと遠回りをして観音寺に入って琴弾公園に入って道の駅に行ったら、閉まってました。

 何か私、「行ったら閉まってた」というのが多すぎんか? 延々走って上戸に行って閉まってたのが過去2回。延々走って谷川米穀店に行って閉まってたのがたぶん4〜5回。あと行って閉まってた経験は、はまんど、香の香、なかむら、がもう、宮武、白川、おか泉、よしや、山越、木蘭、良心亭、徳島の大塚美術館(爆笑)…それらを過去から全部足したら、時間にして丸々1週間ぐらいムダ走りしてるんちゃうか? などというムダ話で今日は終わりますけど。今日はかつての同僚のコニシ君の誕生日。他人の誕生日なんか全然知らんのに、何でかこれだけ覚えとる。
2009年6月19日(金)

 今日は大学で健康診断だ。昨日の夜9時から絶食で、朝9時50分から数々の検査に挑むのであるが、今日は心配事が一つあった。検査の最後はバリウムを飲んで胃の検査になるのだが、すると、検査後にバリウムを排出するため下剤を飲むことになる。ところが、11:10から12:40まで授業があるのである。続いて15:00から来客を迎えての会談があるのである。さらに19:00から学長杯争奪ボウリング大会に出て、その後流れで反省会と称する親睦会に出なければいけない。問題はただ一つ。「いつ下剤が効き始めるか」である。私はこの超難問の解を早急に求める必要に迫られていた。

 難問は都村さんに質問すればいいのであるが、「これもビジネスで考えてみるとわかりやすい」とか言われそうなので(笑)、私は自ら選択肢をMECEに出してみることにした。

(1)11:OO過ぎ、検査が終わると同時に下剤を飲み、授業の始めに「先生は今、下剤を飲んだばかりなので授業の途中で走るかもしれんぞ」と宣言して授業を始める。
(2)下剤を飲まずに授業をし、授業終了後、13:00前に下剤を飲んで、15:00の来客までに効くことを祈る。あるいは来客中に効いてきたら会談を抜けて走る(ま、歩いてもいいけど)。
(3)ずーっと飲まずに来客までこなし、17:00過ぎ、来客が帰った後に飲んで、効いてきたらボウリング中に走る。ボウリングのスコアの言い訳にも使えるというメリットがある。
(4)ずーっと飲まずにボウリングも反省会も終えて夜中に飲んで、余裕で朝までに効くのを待つ。ただし、バリウムが固まって大変なことになるリスクあり。

 以上、選択肢は4つ。ほぼMECE。ここで、自分で判断できないのが「バリウムをいつまで腹の中に置いておいても大丈夫なのか」という点だ。そこで、健康診断の前半の問診の時に看護婦さんに確認をすることにしたのである。問診の部屋に入ると、見たことのある看護婦さんが待っていた。えーと…あ! 去年私の問診票に「最近ファンタかなり飲む」と書いたおばさんやないか!

看護「ファンタはもう飲んみょらんのな?」
田尾「はい、あれからきっぱりファンタをやめて、時々かき氷アイス食いよります」
看護「これね、血糖値ギリギリやけど、やっぱり病院に行って治療した方がええな」

 去年と同じく小ネタはスルーされたが、今年は「かき氷アイス時々食べる」とは書かれなかった。で、バリウム後の下剤を聞くと、やっぱり「すぐ飲むように」と言われた。バリウム後のスケジュールを説明して食い下がると、「じゃ、授業の後まで勘弁してあげる」という妥協点を提示してきたので示談成立。私はバリウム後、下剤を飲まずに授業を終えて13:00に下剤を飲み、しかし14:00になっても全然気配がないので、何とか15:00の来客までに押し出さないかんと思って清水屋に行ったのである。

清水「何します?」
田尾「豚キムチぶっかけ」
清水「え! そんな珍しい。何かあったんですか?」
田尾「かくかくしかじかで、下剤飲んだのに全然気配がないんや。けど15:00に客が来るからそれまでに出さないかんとなると、うどんで押すとともに、キムチで刺激やんか」

 レジのおねえさんが腹筋攣るぐらい笑いよる。ふと後ろを見ると、サラリーマンらしきおじさんとOLらしきおねえさんがうどんを食べていたのだが、私のすぐ前にうどんを注文したおねえさんがすごい勢いでうどんを食べて、その前に食べ始めたおじさんを抜いて食べ終わって早足で店を出て行った。

田尾「うわ、ちょっと話題がまずかったかな…」
清水「大丈夫ですよ。急いでただけちゃいます?」

 そうならええんやけど、そうでなかったらほんま、すんませんでした(笑)。あ、もう一つ謝っとかないかん。健康診断のバリウムの直前の触診担当の若いお兄さん、触診が終わってさあバリウムに行こうと立ち上がりかけたところへ「あの…田尾さんって、うどんの田尾さんですよね」とか話しかけてきたのだが、こっちはもう授業の時間が迫ってて急いでいるところにそんな話題を振ってくるもんだから、「あ、はい」とかあんまり愛想のない返事でさっさと切り上げてしまいました。「田尾さん、ラジオやなんかではおもろいこと言いよるけど、会うたら愛想ないんや」とか思ってたらすんません。ほんまはめちゃめちゃ愛想あるで(笑)。愛想はあるけど、ほんま、健康診断の行くとこ行くとこで看護婦のおばさんに絡まれる。レントゲンのとこに行くと、

看護A「やせたなあ。テレビはふっくらして見えるのになあ」
田尾「でっかいワイド画面のテレビで見よんちゃう?(笑)」
看護A「そなに高いテレビ買えんがな(笑)」

 眼底検査と心電図の部屋に入ったら、

看護B「峰山は行っきょんな?」
(うわ! 日記見られとんや!)

 血液採取で針を刺されて血ィ抜いてる最中に隣にいた看護婦さんが近づいてきて、

看護C「宮武さんが閉めたなあ」
田尾「そうですねえ」
看護C「どしたんやろなあ。やっぱりしんどい仕事やきんなあ」
田尾「そうですねえ」
 
 えーと、何の話をしてたっけ。あ、それで清水屋から研究室に帰って、下剤の効果もないまま来客を迎えて、17:30頃までいろいろ話をして、19:00からボウリング大会、続いて反省会と称した食事会を終えて夜の0:00過ぎに家に帰ったらようやく、バリウムを排出することができた。バリウム、バリウム言うてたら、意味もなくかつての文化人講座の投稿作品を思い出した。

●中学の理科の時間、先生が「塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムに共通する言葉は何か」と言ったら、N君が「ウムです」と言った。

 ふー、明日はオープンキャンパス。
2009年6月18日(木)

 長かったな、マドンナのコンサート(笑)。せっかく「1行日記」といううまい逃避方法を見つけたのに、今週は怒濤の1週間でちょっとお疲れモードになっちゃって。もう53だからなあ。しかも連日昼休みが取れなくて昼食抜きで、今日は久しぶりに昼食時間があるか…と思ったら、某学生(私から匿名希望)が来て「もう、履歴書に何を書いたらええかわからんのやけどー」と言って下書きを持ってきた。しゃーないのー、見てやるか。

田尾「まずは何? 長所か。ふーむ…いろいろ書いとるけどな、的が絞れてないからポイントがビシッと伝わって来んだろ?」
学生「だって長所やないもん」
田尾「なかってもひねり出すんじゃ。(その辺にいた学生に声を掛ける)おい、○○の長所って何?」
学生B「えー? ない(笑)」
学生「ほらー」
田尾「ほらー、やないわ。長所のないやつなんかおるか。探してやるけん、今からインタビューするぞ」

 それからいろいろ、今までやって来たことから根掘り葉掘りインタビューして、ついに長所を2点引っ張り出した。

田尾「これは大事な長所やぞ。ほんで、それをサポートするエピソードがいくつかあったけど、たぶんこのエピソードが一番心を打つからそれを中心にまとめる。今から俺が口述するから、まずそのまま書いていけ。それからあとでそれをもとに自分の言葉で書き直せ。ほんだら文章のテイストが何となくつかめる」

 10分ぐらい、私が頭の中で文章を作りながらしゃべって、学生が口述筆記をして1項目終了。

田尾「次は…特技か。何がある?」
学生「えー? 何もないわ」
田尾「ほんまにないんか? 何でもええからできるもん全部言うてみ。何か賞をもらったとか、人より上手にできたこととか」
学生「○○…」
田尾「おー」
学生「あと、○○で賞をもらったけど、中学校の時やし」
田尾「今もできるんか?」
学生「うん」
田尾「はいはい。それから?」
学生「あと、中学校の時に○○に参加した」
田尾「今は行ってないんか」
学生「たまに行ってる」
田尾「了解。よっしゃ、ええか? 今出てきた3つのうち最初の2つはまあ同じような分野の話やからこいつを一つにまとめて、特技の紹介を2つのブロックで構成する。今から俺が模範文章をしゃべるから書け」
学生「はい」

 話しているうちに学生の「うん」が「はい」になってきた(笑)。

田尾「最後は何や」
学生「志望動機」
田尾「よし、今からウソを書くぞ」
学生「えー! そんなんでええん!」
田尾「ほな、志望動機は何や。言うてみ」
学生「給料がいいとか…何となく楽そうとか(笑)」
田尾「書けんだろが(笑)」
学生「書けませんね(笑)」
田尾「志望動機はな、一部の意識の高い学生は別にして、たいていの学生は履歴書を書く時になって考えるんや。ウソ書くいうのは出任せを書くという意味ではなくてな、今から考えて書いたことをこれから実行する、くらいの気持ちでええ。書いたことにこっちから合わせていくみたいな」
学生「ふーん、何かわかった」

 結局1時間近くかけて、いろいろ解説しながら履歴書の見本みたいなのを完成させた。レベル低いなあ思ってるでしょ(笑)。でもねえ、こいつ、成績はあんまり良くないけどええやつなんですよ。たぶんきちんと教育したら、社会に出て必ず付加価値を出す人間性を持っている。大学生のレベルがひどいとか言う議論があちこちで出ているけど、一般論はさておき、「それは大学ですることか?」という議論もさておき、私はとりあえず目の前の学生には「今よりもちょっとでも良くなる」ように全力を尽くす。ほっといたら誰にも教わる機会がないんだろうし、教えたら確実に何か、良くなっていくのがわかるもの。と言っていたら、別の学生が「小論文を書いてみたんですけど、添削してくれませんか?」と言って原稿を持ってきた。読んで、構成や切り口の不備を指摘したら、「書き直してまた持ってくるので見てください」と言って帰って行った。忙しいけど、全力です(笑)。
2009年6月10日(水)

 あー…、マドンナのコンサートを0時15分まで見てしもた。仕事の残り、2時頃までせないかん。
2009年6月9日(火)

 教学課に行くと、チンペイが言ってきた。

チン「先生、はりやで恥ずかしいことやったでしょ」
田尾「まあな」
チン「あれね、うちの母親、くるくる寿司でやりましたよ。お茶のボタンを指で押して、止める時に『熱っ!』いうて(笑)」
田尾「な、な! やるやろが。だいたいああいうのをコップで押すいうのはな、上品な我々にはドアを足で閉めるんと同じぐらい横着なイメージがあるんや。従って、上品な我々にはコップで押して水をくむという発想自体がないということや」
チン「まあ、そういうことにしときますわ(笑)」

 S伯(タウン情報誌時代の二代目編集長)から「田尾さんがそういう人だとは知ってましたけど…そこまでだとは…」という指摘メールをもらったが、「品」という切り口から考察するとまた違った真実が見えてくるというものだ。言い訳が苦しいが。

 今日は2、3コマ連続授業で昼飯を食べる時間がない曜日。12:40に2コマ目の「マーケティング論」が終わって、パソコンやAVラックの終了作業をして黒板をきれいに消していろんな物を片づけて13:00前になって、残務(今日の授業の修正点をチェックして、来年の授業に活かす)をしていると13:20頃になって、13:30から3コマ目だから、清水屋に行く暇もない。

 3コマ目は「香川の文化素材論」。大つかみの内容は、香川の自然素材と文化素材を視点を変えて検証しながら、素材の新しいポテンシャルを発見し、観光マーケティング的な新しい可能性を探るというもの。またその考察の中で、学生たちに既成概念にとらわれない発想の仕方やマーケティングの手法を身につけてもらいたいという狙いがある。でも、170人近い履修学生のうち100人以上が、とりあえず出席して単位が欲しいだけの学生と思われる(笑)。目が真面目に前を向いている学生が数十人。授業3回に1回くらいのペースでテーマごとにレポートを書かせて、それを全部読んでチェックして次の授業で解説をしているのだが、松野(インタレスト次号の副編集長)が上手になってきたなあ。

 松野は1年の時、私の「アイデア開発論」を熱心に受けていたのだが、講義終了時に「教わった手法をいろいろ試しているんですけど、手法はわかっていても実際アイデアが出てこないんです」と質問してきたのを覚えている。その時私は「手法は道具だ。まず道具の種類と機能と使い方を覚える。そのあと、練習(訓練)を繰り返しながら上手になっていく。練習はの、社会に出てからもずーっと続くんや」みたいなことを言った。それから2年、松野はカルチュラル・マネジメント概論、観光マネジメント、観光開発論、四国瀬戸内観光論、さぬきパスタ論、マーケティング論、雑誌制作ワークショップ、観光情報発信論、フィールド・プラクティカム(「インタレスト」編集)…と私の担当科目を全部履修してきて、意識的に、また無意識のうちにも道具の使い方を少しずつ訓練してきた結果、私が見るところ視点の持って行き方が明らかに上達してきている。

 こないだ、授業で視点を変えた香川県の海岸線や海の素材(「海から見た香川」とか)をたくさん見せて「これらを活かすために考えられることをなるべくたくさん書け」という課題を出したら、多くの学生が「遊覧船などを出して見せる」という観点から項目を挙げてくる中、松野一人が「これらのおもしろい素材の情報を既存の連絡船やフェリーに提供し、乗船客に印刷物やアナウンスなどでPRしてもらう」という視点のプランを出してきた。具体的な事業プランはさておき、「新たに遊覧船を出すのは採算的な問題がある」というマーケティングの初歩的な当然の課題を解決するため、「既存の客船を使う」という手段を発見したわけだ。こういうのはどこかの立派な活性化協議会みたいなところに出したら枝葉末節のちっちゃいアイデアで流されるに違いないが、活性化策の入り口としては、「瀬戸内海の素晴らしさを県民がまず認識すべきだ」「この美しい自然を守るべきだ」みたいな「何も言っていない」に等しい答申の100倍くらい、優れた視点である。

 まあ、そういうものである。何でも意識を持って前向きにやっていたら、「時」が必ず成果をもたらしてくれる。やってみる前に頭の中だけで答を出して「できない」とあきらめるんじゃないぞ。「できない」と答を出した瞬間、できないことが確定するんだ。
2009年6月8日(月)

 あー、BSのビヨンセのコンサートを1時まで見てしもた。熟睡できそう。
2009年6月7日(日)

 時系列から行けば話は昨日のD々君からの電話を切ったあとに挟まるのだが、「宮武閉店」というビッグニュースの間にこんなバカ話を挟むのはいけないと思ってカットした話を今から書くことにする。

 で、はりやで私は天ぷらうどん、家内はカレーうどんを注文したのである。カウンターの他のお客さんは、一人釜あげを頼んでいた常連のM永さんを除いて全員、冷たいざる系のうどんを食べているのに(笑)。しばらく並んでいると席が空いたので、私と家内はカウンターの右コーナーに座った。そこで家内が「カレーうどんは水がいるなあ」と言ったので、すぐ斜め後ろのウォータークーラーに近い私が水をくみに行くことになったのである。事件はそこで起こった。

 ウォータークーラーの前に来て、私ははりやで自分で水をくむのが初めてであることに気づいた。ここからわかりにくい状況を何とか説明しますので、頭の中に絵を浮かべながらお読み下さい。コップを取って注ぎ口を見ると、ステンレスのボックスから、手前(自分の方)斜め下に向かってレバーが一つ出ている。そのレバーの先端に、たぶんこれを押すんだろうなという黒い丸いゴム状の物が付いている。しかし、水がどこから出るのかわからないのである。コップを下に置こうと思っても、どの位置にどこから水が出てくるかわからないのでどこに置いたらいいのかわからない。たぶん左右はセンターに置いたらいいのだろうが前後が微妙だし、よく見ると下に置いたコップからレバーまでの高さがかなりあるので、コップを置いてレバーを押したら水が飛び散りそうだ。

 私は悩んだ。悩んだ末、まずレバーの下あたりから水が出るのは間違いないだろうと読んで、なるべく至近距離で水を受けようと、左手に持ったコップをレバーのすぐ下につけて、右手の親指でレバーの先のゴム状の丸いやつを向こうに押したのである。すると、ゴム状の丸いやつがいたあたりから水が出た。私はそいつをコップにさっと受けた。ところが、そこで困ったことが起きたのである。

 うまいこと説明できるかなあ。えーと、私は右手の親指でレバーを向こうに押し込んでいるわけです。で、水は親指と私の体の間から出ているわけです。左手はコップを持って、その水を受けているわけです。すると、水を止めようとすると、親指を手前に引いてレバーを戻さないかん。ところが、押し込んだ親指の手前には水が出ているから、親指を引くと、親指が落下する水を突っ切ることになる。けど親指を引かなんだら水が止まらん。私は仕方なく水を突っ切って親指を濡らして水を止めることになった。家内のと私のと、もう一杯水を注がないかん。また親指が濡れる。これ、みんなどうやって水を注ぎよんやろ?

 二度目、私は少しでも濡れるのを防ごうと思って、再び右手の親指でレバーを押し込んで左手のコップで水を受け、今度は押し込んだ親指をパッと離してみたが、やっぱりどうしても流れる水を通過するのでちょっと濡れた。私は水のコップを2つ持って席に帰って家内に言った。

田尾「あのウォータークーラーは構造的に欠陥があるわ」
家内「何で?」
田尾「だって、指でレバー押したら指の手前から水が出るんやで。そんなん、指を戻す時に絶対水がかかるやん」
家内「何言いよん。あれ、コップで押すんやで」
田尾「あ…」
家内「よかったなあ。いろんなこと勉強していくなあ(笑)」

 天ぷら揚げよったねえさんにも笑われました。くそー、はりやは難しい(笑)。
2009年6月6日(土)

 数日前からあちこちで情報が飛び交っているのだが、讃岐うどん界の巨匠、宮武ファミリー総帥、あの映画『UDON』の松井製麺所のモデルになった、本広監督曰く「キング」の「宮武うどん」が閉店しました。私は昨日、長谷川君から連絡を受けて知ったのだが、今日は四国新聞の雀聖S本記者から電話があって、

S本「宮武が閉めたんですってね」
田尾「そうらしいな」
S本「それで四国新聞が記事にしようと動いてるんですが、それについて田尾さんから識者のコメントを頂こうと思って」
田尾「俺、宮武の識者かい!」

 全国の皆さんは感覚がわからんと思うが、宮武の閉店はこっちでは新聞記事になるほどの大事なんです。大将、数年前から冗談とも本気とも取れる「そのうちやめよ思てるんやけどなー」という発言をしてたんですが、ついに、本当に終わることになりました。私のコメントは「ほんま、ご苦労さんでした」です。「あつあつ、ひやあつ、ひやひや」の名称を生み出し、山内、松岡、あたりやの「宮武ファミリー」の名店を生み出し、富永、壱番や、よしやといった若手の名店も育てて次世代の讃岐うどん界にも大きく貢献した大将は、まさに讃岐うどん巡りブームの大功労者の一人。銅像ものです。いや、銅でなくてうどんの生地で像を作って「どん像」ものです(笑)。

 などと言っていたら、D々君から「宮武が閉めるってほんまですか?」というメールが入った。返信しようと思ったら何かうまいこといかんので(メールなんかほとんどしたことがないので)電話しようとしたら、つながらん。調べたら、D々君の携帯の電話番号が2つあって1つは古い方なんで消した時に、何と新しい方を消してしまっていたことが発覚。仕方がないのでS原に電話して、そこでも宮武の話でもちきりで、S原に「D々君に返事しとってくれ」と頼んで、家内とはりやに行ったら、店で並んでいる時にD々君から電話がかかってきた。

田尾「今、はりやで並んどんや」
D々「電話切ってもいいですか?(笑)」

 D々君はこの4月から東京勤務になって、はりやに行けなくなったので悔しいのだ(笑)。

田尾「ギリギリや。たぶん俺ら、今日の最後の客や」
D々「そうですよね、もう2時前ですもんね。というか、土曜日やのにこの時間でよう入れましたね」
田尾「俺らの前にまだ10人以上並んでるんや。たぶんその客のうどんを一筋ずつ抜いていったら、俺の分ができる(笑)」
D々「そうですね…って、しませんよそんなこと(笑)。で、宮武、ほんまに閉めるんですね」

 それからしばらく宮武の話をして、順番が来そうだったので電話を切った。それから家に帰って仕事して、夜、遊ゼミに出席していたら、長谷川君から電話がかかってきた。

長谷「今、宮武の大将と一緒におるんですけど、大将に電話代わっていいですか?」
田尾「おー、ええよ」

 大将が電話に出た。

大将「あ、田尾さんな」
田尾「はい」
大将「すんませんな。田尾さんに何も言わんと店閉めて」
田尾「何言いよんですか。僕は全然気ぃ使てもらわんでもええですから。それよりほんま、ご苦労さんでした。まあいい時期というか、大将は功労者やから、もうゆっくりしてもろたら僕もうれしいし」
大将「いやもう、田尾さんにそう言うてもろたら私もホッとする」

 それからしばらく話をして、電話を切った。多くは語りませんが、そういうことです。讃岐うどん界は、大将らのおかげで若手が育って、とてもいい形で無事に世代交代をしつつあります。繰り返し、大将、ご苦労さんでした。
2009年6月4日(木)

 せっかくチンペイお好みのはずの軽い小ネタを入れたのに、今朝教学課に行ってもチンペイからネタの反応がないのでおかしいなあ…と思っていたのだが、今ふと気がついた。ごめんごめん、国際線の機内食の「Beef or chicken?」は庶民の話題でなかったか?(笑)

 などとチンペイに失礼なことを言っていたら、バチが当たりかけた。朝、学校に向かっていたら、高速道路の途中でガソリンのランプが点いているのに気がついたのである。

「うわ! いつから点いとったんや!」

 すぐにウインカーレバーについている輪っかを回して「走行可能距離」を表示したら、「60km」と出た。よし、学校まではあと20kmもないから持つ。善通寺インターを下りたらガソリンスタンドがあるけど、朝の授業の直前準備があるからスタンドに寄る時間がもったいない。このまま学校に行って、帰りにガソリン入れよ…と思って、とりあえずそのまま学校に行って、それから授業をやって残務をやって、さらになんぼでもある仕事をヒーヒー言いながら片づけて、一段落したのであとは家に帰ってやろうと思って車で学校を出て、善通寺駅を越えてバイパスに出て左折して高速に乗った瞬間、

「あーっ! ガソリン入れんと高速に乗ったー!」

 もー、何やっとん俺! あわてて走行可能距離を見たら、「40km」! 家までたぶん35kmぐらいやから高松西インターを下りて家までの間にあるガソリンスタンドまではたどり着けそうな気がするが、まずこの「40km」の表示が正しいのかどうかが疑わしい。何せ車の機械やからな。「自分の目で見たもの以外は信用しない」というゴルゴ13の教えに従って、私は高松西インターのはるか手前の坂出インターで下りて直ちに近くのガソリンスタンドで給油をすることに決めたのである。

 坂出インターに来た。料金所を出てすぐ、高松方面と松山方面に道が分かれている。当然高松方面じゃ。と思って右に曲がった時、アッと思った。こっち、ガソリンスタンドすぐにあったか? と思う間もなく金山トンネルの手前の坂。うわっちゃー、これ、トンネル抜けてずっと先、がもうの辺までガソリンスタンドないぞ! しかも道路はまだ帰宅時間で車が多くて、非常に燃費の悪い走行を余儀なくされている。走行可能距離を見ると、「60km」。え? 60km? と思ったらすぐ40kmに表示が変わった。と思ったら、明らかにそこから数キロしか進んでないのに「20km」に変わった! こいつ、絶対信用ならん! 

 団長2度目のガス欠の粗相か! 私は覚悟を決めて、頭の中を子どもの頃の思い出が走馬燈のように流れながらバイパスのどん突きを右折した瞬間、反対車線にセルフのスタンドを発見して、Uターンして飛び込みました。今朝のチンペイの無反応は「そんな小ネタにいつも反応してたら田尾先生のためにならん」という私への戒めだと反省して、今日も早めに休みます。勉強になりました(笑)。

2009年6月3日(水)
 うー、頭が痛い。精神的にでなくて物理的に痛い。何かここ数日忙しくてお疲れ気味だったのがとうとう痛みになって出てきて、昨日は仕事が終わって気分転換に美容院に行って白髪が目立ってきた髪を染めて(笑)、気分も新たに今日の授業に臨んだのだが、午後の3コマ目の前に頭痛がきて、大学のそばの薬局で頭痛薬とゼナを買って飲んだ。少し治まったような気もするけど、何かまだすぐれんなあ。四国新聞のM車くんから「昨日の日記の曜日が間違ってます」というメールが来てあわてて直したけど、お疲れと頭痛のせいだ。M車くん、伏せ字、「M車」と「六G」とどっちがええ? 何なら「6G」でもええけど、ロケットに乗ってるみたいか(笑)。というか、もう伏せ字にする意味がなくなったけど。

 というわけで、今日は家に帰って飯食って、2時間ぐらい横になってました。そばでテレビのチャンネルを変えていた家内が、何かクイズ番組みたいなので止まりました。「飛行機で日本に来た外国人が空港で不法入国で捕まって強制送還される時の航空運賃は誰が負担するのか?」みたいな問題の答が「航空会社が負担する」だったのを見て、

家内「帰りの飛行機の中で、そいつにも機内食出すんかなあ」

 我が家の視点は絶対おかしい(笑)。

田尾「外国まで帰るから、途中で機内食は絶対出るわなあ」
家内「周り全員機内食出してくれるのに、一人だけ出さんいうのも目立つやろし」
田尾「ほな、とりあえず機内食はそいつにも出す。けど、チキンかビーフかは聞いてくれない(笑)」

 とりあえず、まだ大丈夫や。明日も頑張れそう(笑)。

 追伸:勝谷さんの文庫『麺道一直線』が出ました。全国の「けったいな麺」の、おもしろくもためになる紀行本です。巻末に私も渾身の失礼な解説を書かせていただいております。よろしければぜひ。
2009年6月1日(月)

 朝からチンペイにチェック入れられた。

チン「先生、最近疲れてるんですか?」
田尾「まあお疲れ気味ではあるけど、何で?」
チン「いや、日記が最近何か…」
田尾「重いか」
チン「まあ、いつもの軽い感じが最近ないんで疲れてるんかなあと思って」
田尾「すんません。気をつけます(笑)」

 チンペイ、外見に似合わず心理分析、ええとこ突いてくるのー(笑)。ここんとこ、何となく思ってはいるのだがまだピシッとまとめるほどに考察もしていないテーマに無理やり突っ込んでいって、お疲れモードで泥沼に入りそうなところを片足だけちょっと沼に入って出たみたいな何かモヤッとした感じを、チンペイに覚られたようだ。いやー、年下だろうが頭にチタンが入っていようが私より貯金が少なかろうが、人すべて人生の師であるなあ。

 今日は朝から研究室にこもって仕事をして、昼から大学のすぐそばにある警察学校で勉強会の講師。構内に入ったら数十人の警察官(だと思う)が固まってなかなかおもしろいシチュエーションの訓練をしていたのだが、どこまで書いてええのかわからん(笑)。とりあえず今日は、内容も量も軽く。
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